2023.12.27
電子レンジを開けたとき、中から嫌なニオイがしたことはありませんか?
掃除をしてもニオイが取れないこともあり、原因がわからず困った経験がある人もいるでしょう。
食品を温める電子レンジから嫌なニオイがしているのは、衛生的にもよくないのではないかと心配になりますよね。
そこで今回は、電子レンジの嫌なニオイの原因や対処法をくわしく解説します。
電子レンジの嫌なニオイの主な原因は、温める際に飛び散った食材の腐敗です。
時間が経つと菌が増殖し、嫌なニオイの原因になります。さらに、汚れを放置すると焦げ付いてしまうため、ニオイが強くなってしまうのです。
焦げ付きやニオイが強くなるだけではなく、飛び散った食材も温めることで無駄な電気代がかかったり、温めたい食品を上手に温められなかったり、カビが発生する恐れもあるため、早めに対処しましょう。
電子レンジのニオイは、普通に庫内の拭き掃除だけでは取れないことがあります。
しかし、自宅にあるもので簡単にお手入れができるので、ニオイが気になっている人はやってみてください。
レモンやオレンジなどの柑橘類の皮には、油汚れに強いリモネンという成分が含まれています。リモネンは油汚れだけではなく、消臭効果も期待できます。
柑橘類の皮を耐熱皿に広げ、電子レンジで1~2分加熱します。皮の量は柑橘類の大きさにもよりますが、2~3個でOKです。
粗熱が取れたら皮で電子レンジの庫内を拭き、仕上げに濡らしてよく絞った布巾やペーパータオルで水拭きをしてください。
コーヒーはニオイを吸着する働きがあります。お茶には消臭効果のあるカテキンが含まれています。
ドリップしたコーヒーまたは使用後の日本茶の出がらしを耐熱皿に入れ、電子レンジで1~2分加熱します。
そのまましばらく放置し、冷めたら取り出すだけです。庫内に水分が残っていた場合は、布巾やペーパータオルで拭き取りましょう。
酸性である酢はアルカリ性の汚れを中和するため、消臭効果が期待できます。
耐熱容器に水と酢を入れて混ぜます。水200㏄に対し、酢大さじ3が目安です。
電子レンジで5分程度加熱し、蒸気を庫内に充満させます。
10分程度放置したら、仕上げに布巾やペーパータオルで庫内を拭くだけです。
酢を使用してニオイが取れない場合は、酸性の汚れが原因であると考えられます。アルカリ性である重曹で酸性の汚れを中和させ、ニオイを取りましょう。消臭方法は酢と同じです。
耐熱容器に水と重曹を入れて混ぜます。水200㏄に対し、重曹大さじ2が目安です。
電子レンジで5分程度加熱し、蒸気を庫内に充満させます。
10分程度放置したら、仕上げに布巾やペーパータオルで庫内を拭くだけです。
電子レンジで食品を温めるときは、ラップをしましょう。食品が飛び散るのを最小限に抑えてくれます。
食材を温める際は、こぼれないように大きめの耐熱容器に入れることもポイントです。
飛び散りや汁物がこぼれるなど、電子レンジの汚れに気づいたらすぐに拭き取る習慣をつけましょう。汚れを放置すると焦げ付き、落としにくくなってしまいます。
電子レンジから嫌なニオイがしたときは、普通に拭き掃除をするだけでは落ちないことがありますが、自宅にあるもので消臭が可能です。
いつもは捨ててしまう柑橘類の皮やコーヒー・お茶の出がらし、酢や重曹なども使用できるので、ニオイが気になる人は早速試してみてはいかがでしょうか。
特別な技術は必要なく時間もかからないので、掃除が苦手な人でも簡単にできますよ。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。