2024.01.24
寒い季節に活躍するベンチコートは、サッカーやフットサルを行うときやスポーツ観戦など、子どもから大人まで着られるアウターの一つです。
スポーツの場で使用する機会が多いことから、気をつけていても土などの汚れが付着してしまうことは珍しくありません。
ベンチコートは厚手で丈も長いので、どのように洗濯をしたらいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、ベンチコートの種類やお手入れの方法などをくわしく解説します。
厚手でひざ下まですっぽりと覆ってくれるベンチコートは、防寒性に優れており、寒い冬でも体の熱を逃がさないように作られています。
ベンチコートは、暖かさを重視したタイプやデザイン性のあるおしゃれなタイプなど、さまざまなものがありますが、大きく分けるとダウンコートとボアコートの2種類です。それぞれの特徴を見ていきましょう。
ダウンコートとは、その名の通り中にダウンを使用しているベンチコートのことです。ダウンは羽毛のことで、ガチョウやアヒルなど水鳥の体毛が使われています。
人工的に作られたポリエステルの中わたよりも保温性が高いことが特徴で、プロのサッカー選手が着用しているベンチコートは、ダウンのものが多く見られます。
ボアコートとは、内側がボアやフリースでできているベンチコートのことで、ダウンコートよりも価格が安く、1万円以下で購入できるものもあります。
保温性が高いのはダウンコートですが、ボアコートはボリュームが抑えられているため、着ぶくれせず軽くて動きやすいのが特徴です。
ダウンを使用したベンチコートは、ほとんどのものが水洗い不可なため、基本的に汚れてしまったときは、クリーニングに出しましょう。
ダウンコートは高価なものが多いので、自宅でのお手入れではなくプロに任せた方が安心です。
同じベンチコートでも、ボアコートの場合は耐水性が高いため、洗濯できる可能性があります。ただし、洗濯する前に、必ず洗濯表示を確認してください。
「家庭洗濯」の列の桶に水が入っている表示があるときは、洗濯機や手洗いが可能で、表記されている数字は超えてはいけない水の温度を表しています。桶に×がついているときは、水洗い不可です。
水洗いのできるものでも、乾燥後にシワができる恐れがあるため、シワや型崩れが気になる場合は、クリーニングに出した方がいいでしょう。
(出典元:経済産業省)
ダウンコートに使用されている羽毛は、とてもデリケートで水に濡れると乾燥する際に絡んでしまい、元の形に戻らなくなってしまう恐れがあります。
本来の形に戻らない場合、保温力が低下してしまうため、ダウンコートの魅力である防寒機能が台無しになってしまいます。
保温力も低下しますが、ダウンの油脂分が減少するため、型崩れも起こりやすくなります。なのできれいな状態で長く使用するためにも、自宅での洗濯は控えましょう。
高価なベンチコートでも、何度もクリーニングに出すのはお金がかかるので控えたいところ。ダウンのベンチコートの丸洗いは難しいですが、シミ抜き程度であれば自宅でもお手入れ可能です。
用意するものは、おしゃれ着洗い用の洗剤とタオルだけ。タオルを濡らして固く絞り、タオルの先端に少しだけおしゃれ着洗い用洗剤を含ませ、汚れが気になる部分をタオルで軽くトントンと叩きましょう。色落ちが心配な場合は目立たない場所で試してから汚れを落としてください。
タオルをすすいで固く絞ったら、洗剤を拭き取り、陰干しして乾燥させれば完了です。
ダウンは熱に弱いため、直射日光に当てたり、ドライヤーなどを使用したりするのはNG。
部分汚れでも失敗したくない大切なベンチコートの場合は、クリーニング店に相談しましょう。
ベンチコートは自宅でのお手入れよりも、クリーニングに出した方が安心です。とくにダウンを使用したベンチコートは、ほとんどのものが水洗い不可になっています。
無理矢理洗ってしまうと保温力が下がり、型崩れの原因にもなるため、注意しましょう。
日ごろから汚れを見つけたらすぐに落とす習慣をつけると、頑固な汚れは残りにくくなるので、ベンチコートがきれいな状態で長く着用できるよう、しっかりとケアしてあげましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。