2024.06.28
子育ての必需品、抱っこ紐。赤ちゃんに直接触れる部分は少ないものの、汗やヨダレがつくこともあり、清潔な状態を保っておきたいものです。
一見、複雑な作りに見える抱っこ紐ですが、自宅で洗濯できるのでしょうか?
そこで今回は、抱っこ紐の洗濯方法や洗濯頻度、日頃から心がけたいお手入れ方法などをくわしく解説します。
抱っこ紐は基本的には洗濯できる素材でできていることが多いですが、洗濯をする前に必ず洗濯表示を確認しましょう。
桶に水が入っている表示があるときは、洗濯機や手洗いが可能です。数字は水の温度を表しています。
桶に×がついているときは、水洗い不可です。自宅での洗濯はできないため、クリーニング店などに相談しましょう。
他にも洗濯表示には漂白剤やアイロンの使用についての表記もあります。
(出典元:経済産業省)
抱っこ紐は水洗いできるものが多いですが、手洗いを推奨しているものもあります。ここでは抱っこ紐の洗い方を、手洗いと洗濯機に分けて紹介します。
・大きめの洗面器
・中性洗剤
1.大きめの洗面器にぬるま湯と中性洗剤を溶かし、抱っこ紐を5分ほどつけ置きする
2.全体を押し洗いし、汚れのひどい部分はつまみ洗いする
3.洗面器の水を入れ替えながらしっかりすすぐ(最低でも2回は繰り返す)
4.抱っこ紐をバスタオルで包み、押して水気を取る
5.直射日光を避け、風通しのいい日陰に干す
・大きめの洗濯ネット
・中性洗剤
1.型崩れ防止のために、バックルなどの留め具をすべて留める
2.洗濯ネットに抱っこ紐を入れる
3.中性洗剤を入れ、手洗いモードなどの優しく洗えるコースで洗う
4.脱水が終わったら、直射日光を避け、風通しのいい日陰に干す
※メーカーによって洗濯方法は異なるので、必ず洗濯表示を確認してから行ってください。洗濯機の使用が可能な抱っこ紐でも、型崩れや色落ちが気になる方は手洗いで優しく洗うようにしましょう。
抱っこ紐を洗濯する目安は1ヶ月に1回。夏場など汗をかく時期は、2週間に1回程度の洗濯がおすすめです。
清潔な状態を保つのはいいことですが、水洗いができるからといって使用するたびに洗うのは劣化につながる恐れもあるため、気になる汚れがあるときは汚れている部分だけをつまみ洗いしてください。
抱っこ紐は重みがあり特殊な形をしているため、ハンガーにかけると落ちてしまうことも。干し方のポイントも覚えておきましょう。
重みのある抱っこ紐は、物干し竿に肩ベルトを通して干すのがおすすめ。腕を通す部分のバックルを外し、物干し竿に通して止めるといいでしょう。
物干し竿に通したら、型崩れしないようにしっかりと形を整え、シワを伸ばします。
抱っこ紐をすぐに使いたいからといって、直射日光に当てるのはNG。
色落ちやプラスチックでできているバックルの変形など劣化につながる恐れがあります。風通しのいい日陰で干しましょう。
抱っこ紐は水洗い可能な素材でできていることが多いですが、いくつか注意点があります。できるだけ長く使用するためにも、洗濯する際のポイントをおさえておきましょう。
抱っこ紐は乾燥機にかけると、バックル部分が傷みやすくなります。劣化を防ぐためにも、風通しのいい日陰で干してください。
抱っこ紐を洗濯して保管する際は、しっかりと乾かしましょう。生乾きのまま保管すると、肩ベルトや内側についているクッションなどにカビが生えてしまう可能性も考えられます。
また、乾くまで時間がかかるとカビが生える恐れもあるため、湿度が多い日は除湿器を使用したり、サーキュレーターや扇風機で風を送ったりなどの工夫をしてください。
抱っこ紐はシミや黄ばみなどが気になることもありますが、塩素系漂白剤を使用すると色落ちしてしまう恐れがあります。
洗濯洗剤で洗ってもシミや黄ばみなどが落ちなかったときは、酸素系漂白剤でつけ置きをしてください。
ヨダレやミルク、食べ物などで汚れてしまった場合は部分洗いがおすすめ。
汚れてしまった部分に中性洗剤をつけて揉み洗いをし、風通しのいい日陰で干しましょう。
汚れを放置していると菌が繁殖したり、ニオイが発生したりすることも。使用後は除菌・消臭スプレーでお手入れをすると安心です。
ただし、香料などが赤ちゃんの刺激になることもあるため注意してください。
子育てには欠かせない抱っこ紐は、自宅でのお手入れが可能です。水洗いできるものが多いですが、洗う前には必ず洗濯表示を確認してください。
洗濯機で洗える抱っこ紐でも、劣化をなるべく防ぎたいときは手洗いをするのがおすすめです。
干すときは型崩れしないように形をしっかりと整えましょう。
抱っこ紐は厚みがある部分もあるので、乾くのに時間がかかることもありますが、直射日光は避けて風通しのいい日陰で干してくださいね。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。