熱くなる前にエアコンのチェック!エアコンの試運転の手順を解説

2024.05.29

エアコンの試運転は必要です。

暑いのでエアコンを解禁しようと電源を入れたら、「冷気がでない」「変な音がする…まさか故障!?」と思っても夏本番になってからではすぐに修理に来てもらえないこともあるからです。

今回はエアコンの試運転の時期と試運転の手順をくわしく解説します。

1.試運転は夏本番までにはしておこう!

本格的にエアコンを使用する8月頃の夏本番にエアコンが壊れていることに気づいてもすぐに直してもらえない場合があります

なぜなら同じように暑くなってエアコンを使おうとして不具合に気づいた人がたくさんいるからです。修理や点検などの依頼がピークに達しており、数週間以上待たされてしまうケースもあります。

そのため7月中旬までにエアコンの試運転をしておくことが大切です。

2.試運転をやる前の事前確認

1)フィルターの確認

試運転の前にエアコンのフィルターに汚れがないか確認しましょう。フィルターにホコリなどがついていると冷えにくくなり、一生懸命エアコンが冷やそうとするので電気代が余計にかかり水漏れの原因にもなります。

掃除機でホコリを吸い取るだけなのでお手入れはとても簡単です。フィルターではなく内部の汚れやニオイが気になるときは、購入した家電量販店やメーカーに問い合わせをしてクリーニングを依頼しましょう。

2)室外機の前や上になにか物を置いていないかの確認

試運転前には室外機もチェック。室外機の上や前に物を置いたままにしていませんか?

室外機の上に物を置くと振動で騒音が鳴る、物が落下する危険性があります。吹き出し口の前に物を置くとエアコンの性能が低下し故障の原因にもなるので気をつけましょう。

また排水ホースに落ち葉やゴミなどが詰まっていないかも確認してください。

3)電気プラグ・コンセント周辺にホコリがないか確認

電源プラグやコンセントにホコリがついていると、感電やトラッキング現象が起きる可能性があります。

トラッキング現象とは、コンセントとプラグの隙間にホコリが溜まり、そのホコリが空気中の湿気を吸収することで、漏電し発火する現象のことを言い、火事が起こる原因になる可能性もあります。

ホコリがたまっていないか、コンセントが抜けかけていないかなど、電気プラグ周辺をよく確認しましょう。

3.エアコンの試運転の手順

事前確認が終わったら早速エアコンの試運転を開始しましょう。電源が入るからOKというわけではなく、試運転にもコツがあります。

1)16~18℃に設定して10分運転

エアコンの設定温度を16~18℃にして10分ほど運転します。電源を入れたとき反応しない場合は、リモコンの電池が切れている可能性が高いので交換しましょう。

電源が入ったら冷風がしっかりと出ているか、異常を示すランプがついていないか確認します。

2)さらに30分ほど運転

30分ほどエアコンを運転したままにし、エアコン本体から水漏れがないか確認しましょう。水漏れがある場合は、先ほども事前確認で説明しましたが室外機の排水ホースが詰まっていないか、つぶれていないかチェックします。

異音や異臭がないかも合わせて確認しましょう。異音や異臭がする場合は早めに購入した家電量販店やメーカーに問い合わせをしてください。

まとめ

夏本番にエアコンが使えないとわかっても、すぐに修理や点検はしてもらえない可能性が高いです。暑い中エアコンなしで何週間も我慢するのは、熱中症の心配もありとてもつらいですよね。遅くとも6月中旬までには試運転を済ませておきましょう。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。