2024.02.28
帽子が汚れてしまったとき、「家で洗えるのだろうか?」「洗濯機を使ったら型崩れしそう…」と心配になりますよね。
今回は、帽子・キャップが家で洗えるのかどうかを確認する方法と、正しい洗い方、帽子の型崩れを防ぐ方法などをくわしくご紹介します。
帽子はさまざまな形と素材でできているので、まずは洗濯表示をチェックしましょう。
水の入った桶のマークで見分けます。水の入った桶に「×」の表示がある場合は、水洗い不可です。
帽子のタグは切ってしまうこともあるので、洗濯表示がないという場合もありますよね。
そんなときは素材を確認しましょう。綿やポリエステル、ニット素材は洗濯できる素材です。
一方、麻やウール、ペーパー素材・合皮・レザー・ファーなどは洗濯できません。
洗える素材 | 洗えない素材 |
綿
ポリエステル ニット素材 など |
麻
ウール ペーパー素材 合皮 レザー ファー など |
帽子を洗うことで心配なのは型崩れ。
キャップや麦わら帽など、つばがついているものは、洗濯機を使うと型崩れしやすいです。
また、洗える素材であっても、リボンやベルトなど装飾品がついているものは、型崩れしやすいので、外して洗うようにしましょう。
洗える素材であっても、色落ちする可能性はあります。
洗濯前に帽子の裏側など目立たない部分で、色落ちしないかチェックしましょう。
白いタオルや布巾に洗剤を少量つけて拭きとります。このときにタオルや布巾に色がついた場合は、色落ちするので水洗いはやめましょう。
洗濯機で帽子を洗う場合には、まず以下のポイントを抑えましょう。
これらをチェックしたら、早速洗濯機での正しい帽子の洗い方を見ていきましょう。
リボンやベルトなどの装飾品は、つけたままにすると帽子を傷めたり、きれいに洗えなかったりする原因になるため、すべて外しましょう。
装飾品が洗える場合でも外して、別の洗濯ネットに入れて洗うようにしましょう。
汚れが目立つ部分は、先に手洗いをして落としておきましょう。少し気になる程度の汚れであれば、おしゃれ着用洗剤を直接塗っておくといいでしょう。
ポイントでも触れましたが、帽子を洗うときは洗濯ネットに入れましょう。
洗濯機の種類によって呼び名が変わりますが、「手洗いコース」「おしゃれ着洗い」「ドライコース」など、デリケートなものを洗うときのコースを選択します。
脱水は強い力がかかるため、1分程度で充分です。
脱水が終わったら、日陰でしっかりと乾くまで干しましょう。
平らなところにそのまま置くと下の部分が乾きにくいので、平干し用のネットやペットボトルなどにかぶせて干すと型崩れしにくいですよ。
洗濯機同様、リボンやベルトなどの装飾品は外します。
洗面器などに30℃のぬるま湯を入れて洗剤を混ぜ、優しく押し洗いをします。
ゴシゴシと洗うと摩擦で傷み、型崩れの原因になるので気をつけましょう。
洗剤が残らないように、きれいな水で数回すすぎます。
乾いたタオルで包み、水分を吸い取ります。
脱水だけ1分ほど洗濯機で行ってもいいですが、帽子は小さいものなのでタオルだけでもOKです。
平干しネットやペットボトルにかぶせて、日陰でしっかりと乾くまで干しましょう。
干すときに洗濯ばさみを使ってつるしてしまうと、洗濯ばさみの跡がついてしまいます。
跡がつきにくいニット素材は、洗濯ばさみを使えそうですが、つるして干すと伸びてしまうので型崩れの原因になります。
帽子を干すときは、洗濯ばさみはNGと覚えておきましょう。
直射日光に当てると、乾くのは早くても色落ちの原因になります。
帽子は風通しのよい日陰に干しましょう。急いでいるときは、帽子の中にタオルや新聞紙を丸めて入れておくと、水分を吸ってくれるので早めに乾きますよ。
帽子やキャップを洗いたいと思ったときは、洗濯表示や素材をしっかりとチェックしてから行ってください。
装飾品がついているので洗うのが難しい、色落ちや型崩れが気になるといった帽子は、無理せずクリーニングを利用しましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。