2023.10.02
ボタン一つで温めてくれる電子レンジは、料理をしないという人にとっても、魅力的な家電です。
食品が関わるので、衛生面には気をつけたいと思っていても、掃除の仕方がよくわからない、めんどくさそうと汚れを放置している人もいるのでは?
実は掃除が苦手な人でも、電子レンジの掃除は簡単にできます。
今回は、すぐに終わる電子レンジの簡単掃除術をくわしくご紹介していきます。
電子レンジの主な汚れの原因は、水アカ・食品のカス・食品のカスの焦げつきの3つです。
水アカの原因は主に食品から出る水蒸気。食品のカスは、食器を移動するときにこぼしてしまったり、温めすぎたときに起こる爆発により飛び散ったりします。
また、食品のカスを放置したまま使うと庫内にこびりつき、頑固な汚れになります。
電子レンジは、湿気が溜まりやすいので、食品のカスなどの汚れをエサとして、雑菌が繁殖しやすい環境です。食品を温めるものなのに、雑菌やカビが繁殖しているのは、衛生的によくないですよね。
また、残った汚れが過度に温められることで発火し、最悪の場合火事につながる危険性もあるため、非常に危険です。
日頃から汚れに気づいたらすぐに拭き取る習慣と、定期的なお手入れを欠かさないようにしてください。
電子レンジの食品のカス汚れには、重曹がおすすめ。掃除をするときは、汚れと逆の性質を持つ洗剤を使うのがポイントです。
重曹はアルカリ性で、油汚れに強いので食品のカス汚れをすっきりと落としてくれます。
【用意するもの】
・重曹(大さじ1)
・水(1カップ)
・ペーパータオルまたは布巾など
・耐熱容器
1.重曹水を作る
耐熱容器に入れた水に重曹を混ぜ、重曹水を作ります。
2.耐熱容器を電子レンジに入れ加熱
重曹水が入った耐熱容器を電子レンジに入れ、500Wで5~6分加熱します。
3.加熱後、扉を開けずに15分程放置
加熱が終わったら、扉を開けずに15分程度放置し、水蒸気を庫内に行きわたらせます。
水蒸気が頑固な汚れを浮き上がらせてくれますよ。
4.ペーパータオルや布巾で汚れを拭き取る
火傷に気をつけながら、耐熱容器に入っている重曹水をペーパータオルや布巾にしみ込ませて軽く絞り、庫内の汚れを拭き取ります。
5.水拭きと乾拭きをして終了
きれいになったら、重曹が残らないように庫内を水拭きしましょう。水拭きのあとは乾拭きをして完了です。
水アカ汚れはアルカリ性の汚れ。酸性である酢やクエン酸を使用して掃除しましょう。スチーム機能がついている電子レンジは水アカ汚れがつきやすいので、こまめなお手入れをおすすめします。
【用意するもの】
・酢もしくはクエン酸(大さじ1)
・水(1カップ)
・ペーパータオルまたは布巾など
・耐熱容器
1.酢の水溶液またはクエン酸水を作る
耐熱容器に入れた水に酢またはクエン酸を混ぜます。
2.耐熱容器を電子レンジに入れ加熱
酢の水溶液またはクエン酸水が入った耐熱容器を電子レンジに入れ、500Wで5~6分加熱します。
3.加熱後、扉を開けずに15分程放置
加熱が終わったら、扉を開けずに15分程度放置し、水蒸気を庫内に行きわたらせます。重曹でのお手入れ同様に、水蒸気が頑固な汚れを浮き上がらせてくれますよ。
4.ペーパータオルや布巾で汚れを拭き取って完了
ペーパータオルや布巾で庫内の汚れを拭き取るだけでお手入れ完了です。
電子レンジの汚れを長期間放置してしまったときは、食品のカスが焦げつき頑固な汚れになっているため、落としにくいものです。
そのようなときは台所用中性洗剤がおすすめ。感電する危険性があるため、電源プラグは抜いてから行いましょう。
【用意するもの】
・台所用中性洗剤
・ペーパータオルまたは布巾など
1.台所用中性洗剤をペーパータオルまたは布に染み込ませる
2.庫内の底面や側面を拭き取る
3.濡らして絞ったペーパータオルもしくはまたは布で拭き取る
4.乾拭きして終了
電子レンジの定期的な掃除は大切ですが、日頃から汚れはすぐに拭く習慣をつけましょう。
食品がこぼれていたり、水滴がついていたり、汚れに気づいたときは、使用後にふきんやペーパータオルですぐに拭き取ってください。
また、庫内に汚れが飛び散らないようにラップやフタを活用しましょう。掃除の回数も減らすことができ、頑固な汚れがつくのも避けられます。
掃除と聞くと時間がかかると身構えてしまう人も多いですが、電子レンジの掃除は意外と簡単にできます。
食品のカスなど油汚れには重曹、水アカには酢やクエン酸がおすすめです。
重曹やクエン酸は、電子レンジ以外の掃除にも活躍してくれるので、持っていると便利ですよ。
また、汚れが蓄積しないように、日頃から使用後に庫内をきれいにする習慣をつけるといいでしょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。