2023.11.28
衣替えのタイミングで収納から出したら黄ばみやカビができていたなんてご経験はありませんか?服に見えない汚れが残ったまま収納をするとこのようなことが起こりがちです。
では、衣替えで収納していてもきれいなまま保つにはどうすればいいのでしょうか?
この記事では衣替え前の衣服のケアや洗濯について紹介します。
その年の気温によっても左右されますが、衣替えの目安としては冬物の衣服から春物へ衣替えをするのが4月上旬、夏服には6月の上旬から中旬にかけて、秋服は9月上旬、冬服は10月上旬です。
近年は秋から冬にかけても夏日になる日など、急な気温変化が起こる場合があります。衣替えですべての衣服をしまってしまうとこのような時に対応するのが手間になってしまうため、上から羽織ることができるものなど調整のできるアイテムを残しておくと非常に便利です。
汗をかいた後は、見た目はきれいでも皮脂汚れなどが残っている可能性があります。
汗に含まれるたんぱく質や皮脂汚れがついたまま収納してしまうと、汚れが酸化し、黄ばみの原因になります。
半年後に気づいても、頑固な汚れとなり、落ちないこともあるので、収納前に洗濯が必要なのです。
ダニは人間のたんぱく質をエサにしているため、服に汚れが残っているとダニの繁殖につながり、虫食いの原因となります。
衣替え前に洗濯をすることで、ダニの繁殖や虫食いを予防することができます。
衣替え前はたっぷりの水で洗うのがポイント。
洗いのときに水が少ないと汚れが浮き上がりません。また、すすぎの際も水が足りないと、繊維に汚れが戻ってしまいます。すすぎ不足で洗剤が服に残ると、黄ばみの原因にも。
洗濯機の自動設定は、節水モードになっていることが多いため、いつもよりも水量を一段階あげたり、満水の設定にしたりしましょう。
ドラム式洗濯機の場合は、すすぎを「注水」にするといいですよ。
衣替えは天気のいい日に行いましょう。晴れた日に陰干しをして、しっかりと乾燥させることが大切です。
服に湿気が残ったまま収納してしまうと、カビや嫌な臭いの原因になることも。
日が当たる場所の方がしっかり乾かせそうなイメージがありますが、直射日光を当ててしまうと、色あせや生地が傷む原因になるので注意してください。
畳んで収納するものは、きれいに形を整えましょう。適当に畳んで無理矢理詰めてしまうと、型崩れやシワの原因に。
畳むときはシワを手で伸ばしながら、きれいに畳みましょう。
また、重みを与えてしまうことを避けるため、可能な限り立てた状態で収納するのがベスト。
収納ケースは中が見えるものや、何を入れたかわかるようにラベルをつけておくといいでしょう。
服を詰め込み過ぎると、よく見えないためどんな服なのか把握できなかったり、取り出したときに戻せなくなったり、圧迫されるので服が傷む原因にもなります。
また、空気が通りにくいため、カビの原因にも。
収納スペースは、ある程度ゆとりをもつことが大切です。
基本的に防虫剤は、ケースの底や衣類の間に挟まず、衣類の一番上に置きましょう。
防虫剤に使われている成分はさまざまですが、空気よりも重い成分が多いため、一番上に置くことで、ケース全体に防虫効果を行きわたらせることができます。
防虫剤の種類によっては、効果的な置き方が説明書に書いてあることもあるので、使用方法をよく確認してから使いましょう。
ダンボールはサイズも豊富で、気軽に手に入ることから「服を収納してもいいのでは?」と思ってしまいますが、実はNG。
紙でできているダンボールは、湿度が高くなることが多く、カビや虫食いが発生しやすいのです。
収納ケースを購入するまで、一時的にダンボールを使用しなくてはいけないというときは、清潔なダンボールを選び、衣類圧縮袋などを活用するといいでしょう。
衣替えのときは、半年後に出したときに気持ちよく着られるように、しっかりと服のケアを行いましょう。
汚れが残ったままでは、黄ばみやカビ、虫食いの原因になります。
洗濯はたっぷりの水で行い、乾燥をしっかりとさせるのがポイント。畳んでしまうものは、丁寧に畳みましょう。
また、収納するときは詰め込み過ぎないように注意しましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。