2022.11.28
冬に一番寒い時間帯は深夜であることが多いため、暖房を消して寝たら、朝に冷えすぎてつらかったという経験はありませんか?
反対に暖房を消さずに寝れば、快適に過ごせるのではないかと、つけっぱなしにしたら、部屋が乾燥していて、のどが痛みなど不快な思いをすることも。また、電気代も気になりますよね。
そこで今回は、寝ている間は暖房をつけっぱなしにした方がいいのか、それともオフにすべきなのか、冬の睡眠の質を高める暖房の使い方をくわしく解説します。
冬の寒い季節は、睡眠の質が落ちやすいといわれています。
いい睡眠を取るためには、起きているときに脳や身体をしっかりと使うことが大切ですが、日照時間が短い、そして寒いという理由で、身体を動かすことが減り、人とコミュニケーションも減るため、活動量が低下しやすいのです。
また、部屋の温度が上がるため、ふとんの中の温度の方が寒いと感じやすく、身体が手足を動かして体温を上げようとします。そのため、脳も覚醒してしまい、なかなか寝付けないことも。
寝る前に部屋の温度も大切ですが、寝具を冷やさないことも大切なポイントです。
冬の寝室は、室温20℃前後、湿度40~60%が目安です。
温度の調整は、エアコンにまかせましょう。
寒い季節は、暖房を使用していなくても湿度が低下するため、加湿器を使用したり、洗濯物を干したりするなど、加湿に心がけましょう。
喉や肌がうるおうだけではなく、風邪の予防につながり、体感温度が上がります。
薄着でたくさんふとんをかけるのもよくありませんが、過剰な厚着もよくありません。
また、足が冷えるのを防ぐために、靴下を履く方もいますが、これもNG。
熱の放散ができないため、体温調節がうまくできず、睡眠の質を下げてしまいます。
夜食に温かいものを食べる、お酒で血流をよくする、いつもより熱いお風呂に入るといった行動は、どれも身体が温まりそうですが、寝る直前はNG。
寝る直前の食事は代謝が上がり、寝付きが悪くなります。また、お酒は飲んで少し経つと眠くなることもありますが、トイレが近くなることで深い眠りにつけないことも。
熱いお風呂は身体が急激に温まり、深部体温が下がりにくくなるため、こちらも寝付きが悪くなってしまうのです。
就寝の30分前から、しっかりと寝室を温めておきましょう。ふとんに入ったときに寒いと感じないようにするために、広げておくといいですよ。
また、手足などの末端が冷えないように心がけましょう。冷えがひどいときは、湯たんぽやカイロもおすすめです。
深夜から明け方にかけて気温が低くなるため、寒い日はつけっぱなしでもいいですが、乾燥しすぎを防止、また電気代も考慮して2時間運転した後にオフになるように設定しておきましょう。
そして、起床する1時間前に暖房が入るようにしておくと「寒すぎてふとんから出たくない」という状況を回避できますよ。
冬は暖房を使わなくても乾燥する季節のため、使用しているときはさらに乾燥してしまい不快に感じることも。
加湿器の使用や洗濯物を干す他に、濡れタオルをかけておくだけでも、加湿することができます。
睡眠の質を上げるために、暖房は寝ている間もつけっぱなしでもいいですが、乾燥しすぎを防止、電気代の節約をしたいという場合は、寝る30分前にしっかりと室内と寝具を温め、就寝して2時間後にオフ、起床する1時間前に暖房が入るように設定しておけば、快適な朝を迎えられます。
室内の温度に目がいきがちですが、湿度も気にかけるようにしてくださいね。また、寒いからといって着込みすぎたり、靴下を履いたりするのはNGです。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。