2022.12.07
洗濯をする際に、柔軟剤を使っていますか?
香りがいいから、手触りがよくなるからと、なんとなく入れている人も多いのではないでしょうか。
しかし、香りの好みは人それぞれ。複数人で住んでいる人は、一人一人の好みに合わせるのは大変です。
そもそも柔軟剤を入れる必要性がなければ、わざわざお金をかけなくてもいいのではないかと思ってしまいますよね。
そこで今回は、知っているようで知らないことが多い柔軟剤の効果や、いいことばかりではないデメリット、使用する際の注意点などをくわしくご紹介します。
柔軟剤は、衣類をふんわりと柔らかく仕上げる効果があります。繊維の表面を滑らかにしてくれるので、肌触りがいいと感じるのです。
柔軟剤はいい香りがするだけではなく、消臭・防臭効果も。食べ物やたばこ、汗の嫌な臭いを防止してくれます。
柔軟剤には、静電気や花粉を防ぐ効果もあります
柔軟剤の成分が表面に膜をはるので、静電気が起こりにくいのです。静電気が起こりにくくなると、花粉も防止することができます。
柔軟剤は、洗濯物を早く乾かす効果も。
部屋干しになってしまう時期や、色落ちを防ぎたい衣類があるとき、忙しいときには助かりますね。
柔軟成分が繊維を守ることで、衣類のダメージを軽減してくれます。大切な服を長く着ることができるので、うれしいですよね。
柔軟剤の成分が表面に膜をはるので、肌触りはよく、静電気や花粉は防ぎますが、水をはじいてしまうため、吸水性は悪くなります。
タオルや肌に直接触れるインナーなどは、柔軟剤を使わない方がいいでしょう。
柔軟剤には、石油から作られる界面活性剤が含まれています。柔軟剤は、天然成分で作ることが難しいのです。
敏感肌の人やアレルギーを持っている人、赤ちゃんなどは、肌トラブルの原因になる可能性もあります。
柔軟剤は、油の膜をはるため、吸水性を高めたいインナーやタオルよりも、アウターやシャツに使用するのがおすすめ。
静電気や花粉を防止してくれるので、アウターにはぴったりです。風合いを大切にしたいシャツなどにもおすすめですよ。
「香りが強い方がいいから」「もっと手触りを良くしたいから」と量を増やすのはNG。
使いすぎは衣類を傷めてしまいます。また、すすぎ残しが起こることで、肌が弱くない人でも、肌荒れの原因になることも考えられます。
反対に、節約のため量を減らして入れる人もいますが、柔軟剤の効果が十分に得られないため、適量を守りましょう。
脱水をしっかりと行わないと、衣類の手触りが悪くなり、ニオイの原因になることも。
乾かすのに時間がかかると、香りが蒸発してしまうので、脱水をしっかりとして乾いたらすぐに室内に取り込むことがポイントです。
柔軟剤は、衣類を柔らかくしてくれたり、静電気や花粉を防いだり、消臭・防臭効果もありますが、どんな衣類にも必要というわけではありません。
吸水性を維持したいインナーやタオルには向かないため、気をつけましょう。
また、柔軟剤はパッケージに書かれた、適量を守ることも大切なことです。柔軟剤のメリットとデメリットを理解して、効果的な洗濯をしましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。