2022.12.07
最近はドラム式洗濯機だけではなく、縦型の洗濯機も乾燥機能がついているものが増えてきました。
とくに乾きにくい季節や忙しいときは、乾燥機に頼りっぱなしというご家庭も多いのではないでしょうか。
洗濯物同士で過度な摩擦が起きないようにしたり、絡まったりするのを防いでくれる洗濯ネットですが、洗うときだけではなく、乾燥機でも使用していいのか、疑問に思ったことはありませんか?
そこで今回は、乾燥機にかけるときに、洗濯ネットを使用していいのか、くわしく解説していきます。
乾燥機に洗濯ネットが使えるのか確認する前に、洋服自体が乾燥機にかけていいものなのか、先にチェックしましょう。
乾燥機の使用ができるかどうかは、洗濯表示にある下記のようなマークで確認ができます。
丸印の中に「・」が1つのものは、60℃以下の低い温度であれば乾燥機が使用できます。2つのものは、80℃までは耐えられるため、高温の乾燥機でもOKです。
バツ印がついている場合は、乾燥器の使用はできません。
無視して乾燥機を使うと、縮んだり、シワになったりと、トラブルの原因になるため、自然乾燥にしてくださいね。
結論からいうと、乾燥機を使うときは、洗濯ネットから出す方がおすすめです。
その理由を見ていきましょう。
洗濯ネットに入っていると、乾燥機の温風がまんべんなく服へ行きわたりません。
ポケットや折り目の内側が生乾きになるなど、乾燥にムラができてしまいます。
乾燥機は、衣類を舞い上げて温風を当てながら乾燥させる構造になっています。
洗濯ネットに入れたままだと、衣類が舞い上がらず、シワを伸ばせなくなってしまいます。
洗濯ネットに入れて、乾燥機にかけた方がいいものもあります。
靴下やハンカチなどの小物は、洗濯ネットなしで乾燥機にかけてしまうと、フィルターに詰まったり、ドラムに入り込んだりと故障の原因になることも。
小物であれば、乾燥しやすいので、乾きムラができたりシワになったりする心配はありません。
コインランドリーの乾燥機は、業務用。家庭用の乾燥機とは違い、80℃ほどの高温になります。
自宅で洗うことが難しい、毛布や布団などの大きく分厚いものを乾燥させるために、高温にしているのです。
熱に弱い衣類は、高温設定のまま乾燥をかけてしまうと、縮んでしまう可能性があるため、気をつけましょう。
「高」「中」「低」と調整できる乾燥機もあるので、乾かしたいものの種類によって設定してくださいね。
デリケートな洋服を洗うときには欠かせない洗濯ネットですが、基本的に乾燥の際は外すようにしましょう。
洗濯ネットに入れたまま、乾燥をかけてしまうと、乾きムラができたり、洋服にシワができたりしてしまいます。
靴下などの小物類は、トラブルを防ぐため、洗濯ネットに入れた方がいいですよ。
また、家庭用の乾燥機とコインランドリーの乾燥機は、温度が違うので注意してください。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。