4月に旬を迎える野菜の保存方法を解説
気温も上がり、過ごしやすい日が増える春。
新生活が始まり、自分で料理に挑戦するという人も多いのではないでしょうか。一年中ある野菜でも、旬の季節は特別。なるべく旬の野菜を取り入れて、バランスの良い食生活を送りたいものです。
今回は、4月に旬を迎える野菜の保存方法をくわしくご紹介します。
1)4月が旬の野菜の保存方法
4月が旬の野菜、新玉ねぎ・新じゃがいも・スナップエンドウ・たけのこ・グリーンピースの5つの保存方法をご紹介します。
それでは早速チェックしていきましょう。
1-1)新玉ねぎの保存方法
野菜室で保存する場合
新玉ねぎを長持ちさせるには、茶色の薄皮をむかないことと、常温ではなく低温で保存することが大切です。
茶色の薄皮は乾燥を防いでくれます。一部が濡れていたり、腐っていたりする場合を除き、むかずに保存しましょう。
ペーパータオルや新聞紙で1つずつ包み、ポリ袋に入れて、冷蔵庫に入れます。ポリ袋は1つずつではなく、2~3個入れてもOK。冷蔵で約10日保存することが可能です。
使いやすい大きさに切って冷凍保存する場合
新玉ねぎを冷凍する場合は、皮をむき軽く水洗いをしたら、使いやすい大きさに切りましょう。
フリーザーバッグに入れて、空気を抜いて閉じたら、冷凍庫へ入れるだけです。
冷凍で約1ヶ月保存することが可能です。自然解凍をすれば、生でも食べることができますよ。
飴色に炒めて冷凍保存する場合
新玉ねぎは炒めてから冷凍保存も可能です。
皮をむき、軽く水洗いをしたらみじん切りにします。フライパンに油を入れ、飴色になるまで炒めたら、よく冷まします。完全に冷めたら、小分けにしてラップで包み、フリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存しましょう。
こちらも保存期間は約1ヶ月。水気が出にくいのでおいしさをキープすることができます。食べるときは必ず再加熱してくださいね。
1-2)新じゃがいもの保存方法
常温保存する場合
じゃがいもは低温や湿気に弱いため、常温保存が基本。
新じゃがいもの土や汚れを払い、2~3個ずつ新聞紙で包み、直射日光を避けて風通しのいい場所で保存しましょう。
保存期間は10日前後。みずみずしいおいしさを楽しむために、早めに食べるのがおすすめです。
冷蔵保存する場合
湿度が高い季節は、常温に出しておくと不安なこともあるでしょう。そんなときは野菜室で保存しましょう。
常温保存と同じく、新じゃがいもの土や汚れを払い、2~3個ずつ新聞紙で包み、ポリ袋などに入れてから野菜室へ。
保存期間は10日前後。こちらもおいしいうちに、早めに食べましょう。
1-3)スナップエンドウの保存方法
冷蔵保存する場合
スナップエンドウを冷蔵保存するときは、ペーパータオルに包んでから、ビニール袋に入れて、野菜室で保存します。
保存期間は約1週間。スナップエンドウの食感を楽しむために、なるべく早めに食べましょう。調理して冷蔵保存したものは、3~4日以内に食べきるようにしてくださいね。
冷凍保存する場合
スナップエンドウを冷凍保存する場合は、先に筋とガクを取ります。冷凍後は取りにくくなってしまうからです。沸騰したお湯に塩を入れ、固めに茹でるのがポイント。40秒程度でOKです。
茹で終わったら、ザルなどに広げ、冷ましましょう。冷水に浸けてしまうと、表面にシワができてしまい、水っぽくなってしまうので、自然と熱が取れるのを待ちます。
しっかりと熱が取れたら、小分けにラップで包み、フリーザーバッグに入れて冷凍庫へ。時間がないときは、筋とガクを取り除き、生のまま冷凍もできます。
しかし、生で冷凍すると、スナップエンドウのシャキシャキ感がなくなり、柔らかくなってしまう傾向があるので、食感が好きな人は冷蔵保存、または茹でてから冷凍した方がいいでしょう。
冷凍での保存期間は、1ヶ月程度です。
1-4)たけのこの保存方法
たけのこを購入したらまずはアク抜き
たけのこは、すぐにアク抜きを行いましょう。時間が経てば経つほどアクが増えてくるので、そのまま放置するとえぐみを感じる原因に。
アク抜きには、米ぬかと赤唐辛子を使います。米ぬかがない場合は、生米や米のとぎ汁でもOK。
たけのこの穂先と根元を切り落とし、縦に2cmほどの切れ目を入れます。鍋にたけのこがかぶるくらいの水と、米ぬかと赤唐辛子を入れます。目安はたけのこ2~3本に対し、米ぬか1カップと赤唐辛子2本です。
落とし蓋をして強火にし、沸騰したら弱火で約1時間茹でます。茹で終わったら、鍋のまま冷めるのを待ちましょう。
たけのこが冷めたら、しっかりと水で洗い、皮を5~6枚むいて、穂先を少し切り落とします。根元が変色している場合は、そぎ落としましょう。
冷蔵保存する場合
たけのこを冷蔵保存する場合は、アクを抜いたら、使いやすい大きさにカットします。保存容器や保存袋に入れ、たけのこが浸かる程度の水を入れます。
しっかりと密閉して冷蔵庫で保存しましょう。
保存期間は1週間程度。3~4日以内に食べきるのがベストです。毎日水を交換することで新鮮な状態を保てます。
冷凍保存する場合
たけのこを冷凍保存する場合は、アクを抜いたら、水気をしっかりと拭き取り、厚さ5mm程度に薄く切ります。あとはフリーザーバッグに入れて冷凍するだけ。
水分が抜けるのが気になる人は、砂糖漬けにしたり、だし汁を入れたりすると、煮物や炊き込みご飯などにもすぐに使えますよ。
保存期間は1ヶ月程度です。
1-5)グリーンピースの保存方法
サヤごと冷凍保存する場合
グリーンピースは、すぐに使わない場合は、新鮮なうちに冷凍保存がおすすめ。
サヤごと冷凍する場合は、生のままフリーザーバッグに入れて、しっかりと空気を抜いて密閉し、冷蔵庫へ入れるだけです。
サヤから豆を出して冷凍保存する場合
グリーンピースが大量にあり、場所をとる場合は、サヤから豆を出して保存しましょう。
サヤごとと同じく、生のままフリーザーバッグに入れて、しっかりと空気を抜いて密閉し、冷蔵庫へ入れるだけです。どちらも保存期間は約1ヶ月です。
まとめ
4月に旬を迎える、新玉ねぎ・新じゃがいも・スナップエンドウ・たけのこ・グリーンピースの保存方法をご紹介しました。春は食感を楽しめる旬の野菜がたくさんあります。
新鮮な旬の味覚をおいしい状態で楽しめるよう、保存方法には注意しましょう。
とくに、たけのこはアク抜きを忘れると台無しに。少し面倒ですが、なるべく早く行ってくださいね。