エアコンのニオイはどこから?原因とすぐに試せる対処法や予防法を解説!

2022.05.23

エアコン 臭い

エアコンをつけたときに、ほこりっぽい、カビ臭いといった、嫌なニオイが室内に広がり、不快な思いをすることがありますよね。

原因がわからず、我慢できる程度であれば放置してしまう人もいますが、実はその行為は危険がひそんでいます。

今回は、エアコンから嫌なニオイがする原因や対処法をくわしくご紹介していきます。

1.エアコンから嫌なニオイがする原因

1-1.たばこやペットなどの生活臭が原因

エアコンは室内の空気を吸い込んで、温度を変えて部屋に戻す仕組みになっています。

そのため、たばこやペット、料理・汗など室内のニオイも一緒に吸い込んでしまいます。このようにさまざまな生活臭が混ざることで、エアコンから嫌なニオイを発することがあるのです。

生活臭

1-2.本体(室内機)にカビが生えている

エアコンに生えるカビもニオイの原因になります。

冷房や除湿を使用すると、エアコンの熱交換器から水が発生します。水を外に排出する仕組みにはなっていますが、すぐに乾くわけではないため、カビが生えてしまうことがあるのです。

また、ホコリや皮脂汚れを吸い込むことでカビが生えることもあります。

カビ

1-3.フィルターがホコリで汚れている

エアコンが室内の空気を吸い込むときにホコリなどの侵入を防ぐフィルター。

このフィルター自体が汚れていると、汚れた空気がエアコン内部に取り込まれてしまいます。

ニオイが気になったらまずはフィルターをチェックしてみましょう。掃除の仕方はのちほどご紹介します。

2.嫌なニオイの原因を放置するとどうなる?

2-1.体調不良を引き起こす可能性

エアコンのニオイを放置するということは、カビなどが含まれた汚れた空気が室内に放出されることになります。

咳や鼻水が出るといったアレルギー症状が出たり、肌にかゆみなど皮膚に影響があったりと、さまざまな体調不良を引き起こす可能性があるので、ニオイを放置するのは危険です。

2-2.エアコンの機能の低下で電気代がかかる

フィルターにホコリなどの汚れがついていると、空気の通り道が遮断されるため、効率のいい運転ができず余計な労力がかかり、電気代が高くなる可能性があります。また、熱交換器にも汚れがついていると、効きが悪くなります。

機能の低下を補おうと消費電力が増すため、面倒でも掃除をすることは大切なのです。

2-3.故障や不具合の原因に

ニオイを無視していると、エアコン本体の故障や不具合の原因になることも。

結露した水がエアコンから出てくるのは、不具合の一つ。他にも排水がうまくできず、他の部品に水がかかり故障するなど、さまざまな不具合が起こります。

業者によるクリーニングが必要になったり、寿命を迎える前に修理や買い替えが必要になったりと費用がかかるので、定期的に掃除をしてニオイを防ぎましょう。

3.すぐにできる!お手軽な対処方法

「ニオイが気になるけど綺麗に掃除している時間もないしとりあえず今すぐなんとかする方法はないの?」と思っている人もいるでしょう。

まずは誰でも簡単にできるお手軽な対処方法をご紹介します。もし下記の対処方法を試しても、1週間程度でまた臭うときはしっかりと掃除しましょう。

3-1.冷房16度の設定で1時間運転する

窓を全開にして冷房を16度設定で1時間運転すると、エアコンのニオイが和らぎます。

フル稼働するためエアコン内部に発生する水の量が増え、ニオイの成分が水と一緒に排出されるのです。

自分では掃除ができない熱交換器などのニオイも取ってくれる効果が期待できるため、騙されたと思ってやってみてください。電気代もそんなに多くはかかりません。

3-2.暖房30度で1時間運転する

カビ臭さが強いときは暖房がおすすめ。

冷房と同じく窓を全開にして暖房30度で1時間運転すると、エアコン内部が乾燥しカビの死滅・繁殖を抑える効果が期待できます。

4.根本的な解決方法は徹底的な「掃除」!

根本的にニオイを取るなら、自分でフィルターとルーバー(吹き出し口)を掃除しましょう。目安としては2週間~1ヶ月に1回は掃除した方がいいといわれています。

ここでは一般的な掃除方法をご紹介しますが、機種によって異なる場合があるため、掃除の前に必ず取扱説明書をよく確認してから行うようにしてください。

また、内部のフィン・ファン・ドレンパンは自分では取り外しができない場合が多いので、掃除をしたいときは専門業者に頼んだ方がいいでしょう。無理矢理行うと故障の原因になるので注意してください。

4-1.エアコンのフィルターの掃除方法

まずはホコリが溜まりやすく、ニオイの原因になりやすいフィルターの掃除方法をチェックしていきましょう。

1)電源を切ってコンセントを外す

掃除中に電源が入ってしまうとうまく掃除ができず、思わぬ事故につながる恐れもあるため、コンセントを抜いておくと安心です。

2)エアコンのカバーを開き、フィルターを取り外す

すぐにフィルターを外すとホコリが舞う危険性があります。エアコンのカバーを開いたら、取り外す前に掃除機でホコリを吸い取るといいでしょう。

3)掃除機でフィルターに付着したホコリを吸う

ホコリはフィルターの表面についています。外側から掃除機でホコリを吸い取りましょう。

4)汚れがひどい場合は水洗いをする

掃除機でホコリを吸い取っても汚れが残るときは、水洗いをします。

スポンジなどでゴシゴシ洗ってしまうとフィルターを傷つけてしまうため、歯ブラシなどの柔らかいもので軽くこするようにしましょう。水はフィルターの内側(裏側)から当てます。

5)陰干しによって完全に乾燥させる

天日干しやドライヤーを当てるとフィルターが変形することがあります。早く乾かしたくなりますが、陰干しで完全に乾いてからエアコン本体に装着してください。

4-2.ルーバー(吹き出し口)の掃除方法

フィルターの掃除とセットでルーバー(吹き出し口)の掃除も一緒に行いましょう。

1)電源を切ってコンセントを抜く

フィルター掃除をするときと同じく、掃除中に電源が入ってしまうとうまく掃除ができず思わぬ事故につながる恐れもあるためコンセントを抜いておくと安心です。

2)ルーバーを手で開ける

電源を切るため、手動でルーバーを開けます。

3)薄めた中性洗剤を布にしみこませて拭く

うまく届かないときは、定規などの薄いものに布を巻き付けて拭くといいでしょう。

掃除が終わったら電源を入れ、送風運転をして乾かします。

4-3.内部のファンやドレンパンが原因の場合はプロのクリーニング業者に依頼をする

エアコン内部のファンやドレンパンの汚れ・カビが原因で、ニオイが発生することもあります。冷房でカビを流したり、暖房で乾燥させたりしても、エアコン内部のすべてをきれいにできるわけではありません。

フィルターは自分でも掃除可能ですが、内部のファンやドレンパンの掃除はクリーニング業者に依頼しましょう。

5.エアコンのニオイをなくすためにやってはいけないこと

5-1.消臭スプレーを使う

電化製品は水に弱いです。ニオイを消したいからといって消臭スプレーをエアコンに直接吹きかけるとサビや故障の原因となります。

エアコンが嫌なニオイの空気を取り込むことを防ぐために、室内のニオイを消す用途で消臭スプレーを使用するのは問題ありませんが、エアコン本体に直接かけないようにしましょう。

5-2.フィルターを完全に乾かないまま使う

せっかくフィルター掃除をしても水滴が残っていると、ホコリが付着しやすい状態になるためすぐに汚れてしまいます。

故障や発火の原因にもつながるため、フィルターはしっかりと陰干しし完全に乾いてからエアコンに取り付けましょう。

NG

6.エアコンから嫌なニオイがしなくなる予防方法は?

6-1.室内を換気する

エアコンは先ほどもご説明のとおり、室内の空気を取り込み冷やしたり温めたりして戻します。そのため、室内のニオイをなくし綺麗に保つことが大切です。

窓を開けて室内を換気することで、ニオイがこもるのを防ぐ効果があります。

エアコンを使う季節は室内の温度を一定に保ちたいので開けないという人は、ニオイが発生しやすいです。エアコンをつける前に定期的に空気の入れ替えをするように心がけましょう。

室内の換気

6-2.運転停止の前に送風運転する

冷房や除湿を使用するとエアコンは結露が起こるため、内部に水滴がつきます。その水滴をそのままにしてしまうとカビやニオイの原因に。

運転を停止する前に送風運転に切り替えると、内部の水滴を乾かすことができます。送風運転は1時間程度でOK。電気代も機種によって変わりますが、1円以下なので気になりません。

6-3.使わない時期も送風運転をする

エアコンは使用しなければ汚れないと思っている人も多いですが、実はホコリなどは運転しなくても溜まります。

使わない時期も月に1回送風運転をするとホコリを追い出すことができ、「久しぶりにつけたらなんか臭う…」という状態を回避できますよ。

まとめ

エアコンから嫌なニオイがしたときは、消臭スプレーや空気清浄機を使って誤魔化すのはよくありません。ニオイを放置していると、健康被害やエアコンの故障につながります。

エアコンの掃除は定期的に行い、内部など自分ではできない部分はプロに任せましょう。

日頃からニオイを発生させないようにする工夫も必要です。使用しない時期も送風運転をしてみてくださいね。