2024.01.24
冷凍庫を開けたら「食材が冷凍されていない!」とびっくりした経験がある人もいるのでは?
冷凍庫が冷えていないと気づいたらすぐに修理や買い替えを考えるのではなく、まずは自分で原因を探してみましょう。すぐに直すことができるかもしれません。
今回は冷凍庫の食材が凍っていないと気づいたときの原因と対処法をご紹介します。
また、冷凍庫の適正温度についてはこちらで解説しているので、こちらの記事も参考にしてみてください。
「アイスが溶けている」「カチカチのはずの食材が柔らかい、もしかしてちゃんと冷凍されていない…?」とドキッとした経験のある人もいるのではないでしょうか。
冷凍庫の修理や点検を依頼したり買い替えを検討したりする前に考えられる原因をチェックし対処法を覚えておきましょう。
冷蔵庫は冷気が行きわたるようにパンパンに入れるのはよくないといわれていますが、冷凍庫は隙間なく詰めた方が食材がお互いを冷やしてくれるので省エネになるといわれています。
そのため、つい詰めすぎてドアが閉まりきらずに外気が入ってしまい、庫内の温度が上昇してしまっている可能性も考えられます。冷凍食品の袋やフリーザーバッグを挟んでしまうといったことはよくあること。しっかりと閉まっているかどうか確認しましょう。
最近の冷凍庫にはほとんど自動霜取り機能がついていますが、故障によって作動しなかったりドアの開閉が多く温度変化が激しかったり、水分が多い食材があり霜が大量に発生してしまったりすることもあります。
霜が冷却口を塞いでしまうと冷気が遮断されてしまうためもちろん冷凍庫は冷えません。
冷凍庫の霜取りは業者などに依頼しなくても自分で行えます。やり方は意外と簡単なのでくわしくはこちらの記事を参考にしてみてください。
ドアのゴムパッキンが壊れていると少しの隙間でも外気が入ってきてしまうため、冷凍されないことがあります。
ドアのゴムパッキンは汚れでも閉まらなくなってしまうこともあるので、まずは除菌シートなどを使って掃除をしてみましょう。
掃除をしてもよくならないというときはパッキン自体が劣化しゆるくなっている、割れているといったことも考えられます。その場合は交換することになるので専門業者やメーカーに相談しましょう。
長く使っているし冷凍庫の寿命かも?と思ったときは、1つのパッキンを直しても別の場所のパッキンも壊れる可能性もあるため買い替えを検討した方がいいかもしれません。
冷凍庫の設定温度が暑い季節なのに「弱」になっていたり、最近は幅広い温度設定ができるものもあるので高めに設定されてしまっていたりする場合も考えられます。また掃除などをしたときに冷凍庫のコンセントが外れてしまったという可能性も。
ドアも閉まるし霜もとくについていない、パッキンの異常もないというときは設定温度や電源もチェックしてみましょう。寒い季節は「弱」で節約するのもいいですが、通年「中」に設定しておいた方が急に温かくなったときに「冷凍できていない!」と焦りませんよ。
コンプレッサーは冷凍庫の心臓部ともいえます。コンプレッサーが故障すると冷却機能がストップしてしまうため、自分では直すことができません。
専門業者やメーカーに相談をし、使用年数によっては買い替えを検討しましょう。
まだ使用年数が浅く修理用の部品がある場合は、修理も視野にいれることができます。
さまざまな原因をご紹介しましたがどれにも当てはまらないというときは、専門業者やメーカーに問い合わせをしましょう。
無理に自分で直そうとすると悪化してしまうかもしれません。冷凍庫や冷蔵庫は1日でも動かなくなったら大変ですから、早めに問い合わせをした方がいいでしょう。
冷凍庫からものを取り出すときは何を出すか決めてから開け、取りだしたらすぐに閉めるようにしましょう。開閉時間だけではなく開閉回数を減らすのもポイントの一つです。
収納するときも種類ごとにわけて取り出しやすくしておけば、すぐにほしいものが見つかるので開閉時間を減らすことができますよ。
温かい食べ物を冷凍するときはしっかりと冷ましてからにしましょう。温かいものをすぐに入れてしまうと霜がつきやすくなってしまうだけではなく、他の食材も溶けてしまうためよくありません。
冷凍庫は詰まっている方が冷えるとはいわれていますが、冷気の排出口まで塞いでしまうと庫内に冷気が行きわたらなくなってしまいますので注意しましょう。
また霜が冷気の排出口を塞いでしまう可能性があるため、霜がついた場合は厚くなる前にこまめに霜を取るようにしましょう。
冷凍庫が冷えていないことに気づいたらまずは焦らずにドアが閉まっているか、霜がついていないか、電源が入っているかなどの確認。部品の故障や原因が見当たらないときは、早めに専門業者やメーカーに相談しましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。