水しか入れない加湿器に掃除って必要?掃除をしないと恐ろしいことに…

2022.04.19

加湿器 掃除

加湿器は水しか使用しないので、あまり汚れていないイメージがありますが、水の中にはさまざまな成分が含まれています。水が蒸発してもタンクの中や本体に残る成分があり、汚れの原因になることも。

加湿器を長く、効率よく使用するには、定期的に掃除をすることが大切です。

今回は、加湿器の汚れの原因と、掃除方法を種類別にくわしくご紹介していきます。

1.加湿器は水垢やカビなどで汚れている

1-1.水垢ができる原因

水垢は水に含まれるミネラルが固まることによってできるものです。

発生を完全に防ぐことはできませんが、毎日水を取り替え、定期的にフィルターの掃除を行えば、水垢が溜まることはないでしょう。

1-2.カビや細菌が発生する原因

カビは高温多湿な場所が大好き。0~45度の環境で、湿度と養分がある場所に発生してしまいます。

加湿器のタンクの水を放置すると、養分となる水垢が発生してしまうので、カビが生える原因に。

また、水道水ではなく浄水器の水やミネラルウォーターを使用することで、カビや細菌が発生することも。水道水には塩素が含まれていますが、浄水器の水やミネラルウォーターにはないため、カビが繁殖しやすくなります。

水道水でも塩素の除菌効果は一日程度。水が残っていても継ぎ足したり、こまめに替えなかったりすると、カビや細菌が発生してしまいます。

そのまま放置すると、加湿器の水蒸気からカビや細菌が部屋中に放出され、アレルギー症状を引き起こすことも。加湿器だけではなく、部屋もカビが生えやすくなります。

雑菌 カビ

2.加湿器のタイプとお手入れ方法

2-1.超音波式

超音波式加湿器は、水に超音波で細かい振動を与えることで、霧状の微粒子となり、室内に放出されます。アロマオイルを使って香りも楽しみたい人に人気のタイプ。

運転音が静かで、水が熱くならず、消費電力も低いのが特徴です。ただし、水を加熱しないのでタンクに雑菌などがついていた場合、そのまま放出されてしまうため、こまめな掃除が必要な加湿器です。週に1回を目安にお手入れをしましょう。

超音波式のお手入れ方法

加湿器の吸気口についたホコリなどの汚れを、掃除機で吸い取ります。

次に、水垢汚れをきれいにしていきましょう。

バケツや洗面器などに水を入れ、クエン酸を溶かします。水1リットルに対し、クエン酸は大さじ1が目安です。
水タンクやその他のパーツを入れて、1~2時間つけ置きします。その後、汚れが浮き上がったら、スポンジやブラシを使って洗い、しっかりと水ですすいだら、よく乾かしましょう。

本体の掃除は、クエン酸水スプレーにおまかせ。クエン酸と水を混ぜて、霧吹きに入れるだけです。水受けにクエン酸スプレーをかけたら、ブラシなどでこすり洗いをしましょう。

すぐに使わない場合は、乾いたタオルで拭いて、よく乾かします。

2-2.気化式

気化式加湿器は、水を含んだフィルターに風を当て、気化させて加湿をします。水が熱くならず、消費電力が低いのが特徴です。

ファンがついているため、広範囲を加湿することができます。

気化式加湿器は、加熱をしないので雑菌やカビが発生しやすいです。そのため、フィルターはこまめな手入れが必須。2週間に1回の目安で行いましょう。

気化式のお手入れ方法

加湿器の吸気口についたホコリなどの汚れを、掃除機で吸い取ります。

フィルターを取り外し、水で押し洗いをします。汚れが落ちたら、フィルターをよく乾かしてから、加湿器に戻しましょう。

水垢が取れにくいときは、クエン酸を溶かした水に1時間程度つけ置きしてから洗うときれいになりますよ。カビなどのニオイが気になるときは、重曹がおすすめ。重曹をぬるま湯に溶かし、こちらも1時間程度つけ置きしてから洗いましょう。

加湿器 

2-3.スチーム式

スチーム式加湿器は、水をヒーターで加熱して水蒸気を放出します。お湯を沸かしたときに湯気が出ているイメージです。

水が煮沸されるので、衛生面が気になる人にもおすすめ。すぐに加湿できるのもうれしいポイント。

ただし、加熱するので水垢が付きやすいタイプです。定期的な掃除は1ヶ月に1回程度でOKですが、吸水タンクは毎日水を入れ替えるのがポイントです。

スチーム式のお手入れ方法

バケツや洗面器などに水を入れ、クエン酸を溶かします。水1リットルに対し、クエン酸は大さじ1が目安です。

水垢や白い塊などの汚れが付いている部分を、クエン酸水を使って洗います。タンクの角などにも汚れが付きやすいので、細かい部分は歯ブラシなどを使うといいでしょう。

汚れがひどいときは、吸水タンクやその他のパーツを入れて、1~2時間つけ置きします。その後、汚れが浮き上がったら、スポンジやブラシを使って洗いましょう。

しっかりと水ですすいだら、タオルで拭き、よく乾かしてから本体に戻します。

2-4.ハイブリッド式

ハイブリッド式は2つの加湿方式を組み合わせた加湿器です。

気化式と温風機化式を組み合わせた加湿器は、水を含んだフィルターに風を当て、気化させて加湿を行いますが、フィルターに送る風をヒーターで加熱するため、部屋の温度を下げずに、広範囲を加湿することができます。

超音波式と加熱式を組み合わせたハイブリッド加湿器もあります。ヒーターで加熱した水を超音波で霧状にして加湿を行います。消費電力は少し高くなりますが、静音性の高さを保ったまま、超音波式のデメリットである衛生面をカバーすることができます。

ハイブリッド式のお手入れ方法

ハイブリット式の加湿器は、スチーム式加湿器と同じく、水垢が発生しやすいです。

バケツや洗面器などに水を入れ、クエン酸を溶かします。水1リットルに対し、クエン酸は大さじ1が目安です。

水垢や白い塊などの汚れが付いている部分を、クエン酸水を使って洗います。細かい部分は歯ブラシなどを使い、こすり洗いをしましょう。

しっかりと水ですすいだら、タオルで拭き、よく乾かしてから本体に戻します。

3.加湿器を使わない季節になったら

加湿器をしまう季節になったら、フィルターや水タンクはもちろんのこと、細かいパーツなども、すべてを掃除しましょう。水垢が気になるときはクエン酸、ニオイも落としたいのであれば重曹を使うといいですよ。

加湿器本体も雑巾で拭くようにしましょう。

また、加湿器を片付けるときはしっかりと乾燥させるのもポイント。水分が残っているとカビの原因になります。

重曹 クエン酸

まとめ

加湿器の掃除は、定期的に行いましょう。

カビや細菌の発生の原因となる、水垢がたまる前に掃除をすることが大切です。クエン酸や重曹は他の掃除にも使えるので、常備しておくと便利ですよ。

加湿器の種類によっても、掃除方法が違うため、取扱説明書もチェックしましょう。

また、加湿器を使わない季節になったら、全体的に掃除を行い、しっかりと乾かしてからしまうようにしてくださいね。