空気清浄機のフィルター掃除、どれくらいの頻度でやっていますか?フィルター掃除の手順も解説!

2023.10.02

空気清浄機 フィルター

部屋の空気をきれいにしてくれる空気清浄機。一度使うと手放せませんよね。

空気清浄機の機能を最大限に活かすには、こまめなお手入れが必須です。

「掃除をしなくても使えているけど…。」とそのままにしていると、目に見えない汚れが空気中に舞っている可能性も。

今回は、空気清浄機のフィルター掃除をしなくてはいけない理由や正しい掃除方法、掃除の回数を減らす方法などをくわしくご紹介します。

1.空気清浄機の掃除はどれくらいの頻度でやるべき?

1-1.フィルターの掃除頻度

使用頻度や環境にもよりますが、一般的に空気清浄機のフィルターの掃除は2週間に1回がベスト。

汚れを放置したまま使用すると、ニオイが発生したり、空気をきれいにする能力などが低下し余計な電力がかかったり、故障の原因になることもあります。

最低でも月に1回は掃除を行いましょう。

1-2.加湿機能付き空気清浄機のタンクの掃除頻度

乾燥する季節に重宝する加湿機能付きの空気清浄機ですが、タンクは水アカやカビが発生しやすくなっています。水は継ぎ足しせず、1日に1回は取り替えましょう。

キャップのついたタイプは、毎日水を入れ替えるときに洗うときれいな状態を保てます。

トレーのタイプも毎日水を入れ替え、細かい部分の汚れは歯ブラシなどを使って月に1回は汚れを落とすようにするといいでしょう。

2.空気清浄機のフィルターの掃除方法

フィルターといっても空気清浄機には、さまざまな種類があります。

メーカーや機種によって掃除方法は異なりますが、ここではプレフィルター・脱臭フィルター・加湿フィルターにわけて、一般的なお手入れ方法をご紹介します。

2-1.プレフィルターの掃除方法

プレフィルターを空気清浄機の本体から取り外し、掃除機でほこりを吸い取ってから水洗いをします。格子の間の汚れを落とすときは、柔らかいブラシを使います。

綿棒や硬いブラシは破損の原因になるので、使わないようにしてください。

汚れがひどい時は、台所用中性洗剤を溶かしたぬるま湯か水で約10分間つけ置き洗いをしましょう。

よくすすいだら、直射日光を避けて陰干しをしましょう。しっかりと乾かしてから本体に戻してください。

2-2.脱臭フィルターの掃除方法

脱臭フィルターを空気清浄機の本体から取り外し、掃除機でほこりを吸い取ります。

脱臭フィルターはその名のとおり、ニオイを除去する役割があります。ほこりを吸い取ってもニオイがするときは、日陰の風通しのよいところに置き、一日ほど乾かしましょう。天日干しをするとフィルター機能がなくなるので、絶対にしないで下さい。

空気清浄機 フィルター

2-3.加湿フィルターの掃除方法

加湿機能付きの空気清浄機は、加湿フィルターのお手入れも必須です。

加湿フィルターは、汚れに合わせたお手入れを行うことがポイント。脱臭・集じんフィルターとは、お手入れ方法が少し違うので、チェックしておきましょう。

カビやぬめりには重曹

水洗いが可能な加湿フィルターにもしカビやぬめりがある場合、カビやぬめりは酸性なのでアルカリ性の重曹を使用するのがおすすめ。

やり方はとても簡単で大きめな桶やバケツに重曹をぬるま湯に溶かした溶液を作り、そこに汚れたフィルターを1時間ほどつけ置きした後、洗い流すだけです。

すすぎが不十分だと、ニオイや変形の原因になるため、重曹水につけ置き洗いの後は十分にすすいで下さい。

水垢にはクエン酸

水垢が気になるときはクエン酸の出番です。

ぬるま湯にクエン酸を溶かし、1時間程度つけ置きしてから、歯ブラシやスポンジでこすり洗いをしましょう。洗った後はしっかりと水ですすいでくださいね。

重曹 クエン酸

3.空気清浄機のフィルターのお手入れをしないとどうなる?

3-1.フィルターにほこりや花粉などの汚れがたまる

空気清浄機のお手入れをしないと、フィルターにほこりや花粉などの汚れがたまってしまいます。

汚れやニオイが取りきれず、室内を空気が循環してしまうので、空気清浄機をつけているのにほこりっぽい、悪臭がするといった現象が起こるのです。

加湿機能付きの空気清浄機は、掃除をしないとカビが発生し、室内にカビを含む空気が放出されてしまうことも。

空気清浄機の汚れたフィルター

3-2.機能の低下から、電気代が高くなる

空気清浄機のフィルターが汚れてしまうと吸引力が低下し、室内だけではなくフィルターにたまったほこりに対しても、センサーが反応するため、常に稼働することに。消費電力が増え、電気代が高くなってしまうのです。

3-3.汚れの蓄積から故障の原因に

汚れに気づいても、お手入れせずに空気清浄機を使っていると、フィルターがつまってしまい、余計な電力を使うことで空気清浄機が熱を持ってしまったり、部品が破損したりと故障の原因になります。

4.空気清浄機のフィルター掃除を楽にするためのポイント

1ヶ月に一度でもフィルター掃除をするのは面倒だなと感じる人のために、空気清浄機の掃除を楽にするポイントを3つご紹介します。

4-1.使い捨てフィルターを使用する

空気清浄機のほこりをキャッチする一番外側のパネルの上に、使い捨てフィルターを貼り付けることで、掃除が楽になります。

汚れたら新しいフィルターに貼り替えるだけでOK。脱臭・集じんフィルターの掃除回数を減らすことができます。

4-2.部屋をきれいにしておく

部屋が汚れていると、空気清浄機にも汚れがたまりやすくなります。

窓を開けて換気を行ったり、掃除機をかけたり、部屋をきれいにすることを心がけましょう。

4-3.加湿機能がついている場合は、毎日水を取り替える

加湿機能付きの空気清浄機の水は、毎日取り換えましょう。

吸水タンクに水を入れっぱなしにしていると、雑菌が繁殖してしまいます。

また、空気清浄機の取扱説明書にも記載がありますが、加湿器には水道水を使いましょう

ミネラルウォーターなどは塩素が入っていないため、雑菌が繁殖しやすいです。

まとめ

空気清浄機はこまめなお手入れが大切です。

掃除方法を知っていれば、簡単に行えます。ただし、水洗い不可のフィルターもあるため注意しましょう。

「掃除が面倒だな」と思っている人は、使い捨てフィルターを使用したり、日頃から部屋の掃除にも気を配り、きれいな状態を保ったりすることで、掃除の回数を軽減できます。

しばらく掃除をしていないという人は、空気清浄機を使っていても充分に効果が発揮できていないことも。故障する前に、早速フィルター掃除を行いましょう。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。