オーブンとトースターの違いとは?それぞれの適した料理も解説!

2023.05.31

オーブン トースター

オーブンとトースターの違いを知っていますか?どちらも食材を焼く調理家電ではありますが、うまく説明できない人が多いのではないでしょうか。

それぞれ特徴があるため、違いを知っておくと、適した料理を見極めることができ、食材をよりおいしく調理できます。

そこで今回は、オーブンとトースターの違いをくわしく解説します。料理によってオーブンとトースターを使い分けられるようになりましょう。

1.オーブンとトースターの違い

1-1.オーブンの焼き方の特徴

100度以上の高温で食材を蒸し焼きにすることができる調理器具をオーブンといいます。

オーブンは遠赤外線と蒸気を庫内に閉じ込め、熱の対流を起こすので、食材の中まで火を通しながら、焼き色をつけることができる優れもの。

オーブンは温度設定ができるものがほとんどで、家庭用のオーブンは100~250℃まで調整可能なものが多いです。

稀に「低温」「中温」「高温」のみの細かい温度設定ができないオーブンもあります。メーカーや機種によって異なりますが「低温」は150℃、「中温」は180℃、「高温」は200℃以上が目安です。

余熱機能もついているため、庫内を温めておき、最初から高温で食材を調理することもできます。

電子レンジ 

1-2.トースターの焼き方の特徴

トースターは、食材の表面を香ばしく均一に焼き上げることができます。中までしっかりと火を通すことは苦手ですが、パリッとした焦げ目を短時間でつけられます。

その名のとおり、食パンを焼くのにぴったり。ただし、温度設定はできない機種が多いです。

オーブントースター

1-3.オーブンとトースターの違い

オーブンはじっくりと中まで火を通すことが得意ですが、トースターは食材の表面を焼くことに適している調理器具です。

また、オーブンは単体ではなく「オーブンレンジ」として売られているため、グリル機能やレンジ機能も搭載されています。

トースターがなくてもオーブンレンジがあれば、ほとんどの調理は可能ですが、表面に焼き色をつける機能はトースターの方が優れているといえるでしょう。

2.オーブンとトースターが適している料理

2-1.オーブンの使用が適している料理

肉料理やケーキなどのお菓子作りをしたいときは、オーブンがおすすめ。

庫内も広いため、ローストビーフなど大きなものの調理も可能です。厚さがある肉でもしっかりと火を通してくれます。

ムラなく熱を加えることができるため、ケーキやクッキーなどの焼き菓子も作れます。

一度にたくさんのものを調理したいときもオーブンが便利です。

ローストビーフ

2-2.トースターの使用が適している料理

短時間で食品の表面をパリッと仕上げるのが得意なトースターは、グラタンやラザニア、ピザを作ることに適しています。

トーストを焼く目的だけでトースターを買う人も多いです。天ぷらやフライなどを温め直すときにも重宝します。

オーブントースター グラタン

2-3.どちらでも作れる料理

ピザはオーブンでもトースターでも作ることができ、どちらも高温でチーズに焼き色をつけることができます。

また、クッキーも作ることが可能です。オーブンで作るときは、生地を薄めにし、焦げそうなときは上からアルミホイルをかけましょう。

厚さがある食材で中に火を通したい、さらに表面にもきれいな焼き色をつけたいという場合は、オーブンで調理してからトースターを使うのもおすすめです。

まとめ

オーブンとトースターは得意な分野が違います。

オーブンは火を通すことが得意ですが、トースターは表面に焼き色をつけることに適しています。トースターで無理矢理火を通そうとすると、表面を焦がしてしまうので気をつけましょう。

それぞれ適した料理があるので、上手に使い分けてくださいね。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。