洗濯物は部屋干しがおすすめ!部屋干しのポイントを解説

2023.01.10

部屋干し

気持ちのいい晴天の日に洗濯できるのが理想ですが、仕事や外出の日は夜しか洗濯ができない、休みの日にお天気に恵まれなかったといったことも多く、常に部屋干しという人も珍しくありません。

しかし、部屋干しをすると、ニオイが気になることも。そこで今回は、部屋干しのメリットや、部屋干しをするときのコツをご紹介します。

1.外干しよりも部屋干しがおすすめな理由

部屋干しはニオイが気になるというイメージがありますが、実は意外とメリットが多いのです。外干しよりも部屋干しがおすすめの理由を見ていきましょう。

1-1.季節や天気に影響されない

天気予報は一日晴れでも、最近はいきなり天候が変わることも多く、スコールのような激しい雨や風になることも。

部屋干しをすれば、突然の雨で洗濯物が濡れてしまうこともありません。

また、外干しをしていると天候が悪くなったときに「洗濯物をすぐに取り込まないということは留守だ」とわかってしまうので、防犯面でもメリットがあります。

1-2.花粉や排気ガス、黄砂がつかない

外干しをすると、せっかくきれいに洗った洗濯物に花粉や排気ガス、黄砂がついてしまい、台無しになってしまうこともあり、
部屋干しであれば、このような汚れに悩まされずに済みます。

1-3.紫外線によって衣類が変色しない

紫外線は私たちの肌だけではなく、衣類にも影響を及ぼします。

直射日光が当たると、衣類が変色してしまうことがあるのです。部屋干しでも、直射日光が当たる可能性のある窓際には注意してください。

部屋干し

2.部屋干しをする場合は雑菌の繁殖を抑えるのがコツ

メリットが多い部屋干しですが、やはり気になるのは「ニオイ」。

このニオイの原因は、雑菌です。部屋干しするときは、雑菌の繁殖を抑えることが大切。

ニオイの原因となる主な菌は、モラクセラ菌。湿度の高い状態が5時間以上続くと、一気に増殖するといわれています。

そのため、洗濯物をできるだけ早く乾燥させることが、雑菌を抑え、ニオイを防ぐコツなのです。

実際にどのようなことに気をつければいいのか、洗濯するときと干すときにわけて、ポイントをチェックしていきましょう。

部屋干し ニオイ

3.部屋干しをする際の洗濯のポイント

3-1.脱いだ服は通気性の良いカゴへ

洗濯機を洗濯カゴ代わりに使うのはNG。

脱いだ服には汗や皮脂汚れなど、雑菌の養分となるものが付着しています。通気性の悪い洗濯槽に入れることで、高温多湿を好む雑菌が繁殖しやすい状況を作ってしまうのです。

すぐに洗濯するとき以外は、通気性の良い洗濯カゴへ入れましょう。

3-2.洗濯物を詰め込みすぎない

洗濯物を詰め込みすぎると、洗濯機がしっかりと回らないため、汚れが落ちにくくなってしまいます。雑菌が残った状態になるため、ニオイの原因となるのです。

最悪の場合、洗濯機の故障にもつながるため、入れすぎには注意しましょう。洗濯物の量は、洗濯槽の7~8割がベスト。

また、洗濯洗剤や柔軟剤の量も守るようにしましょう。たくさん入れたからといって、洗浄力が上がるわけではありません。洗剤の溶け残りにより、雑菌が増える可能性もあります。

3-3.部屋干し用の洗剤を使う

部屋干し専用の洗剤を選ぶのもポイント。部屋干しに特化した洗剤や柔軟剤は、除菌・抗菌・消臭効果が優れていることが多いです。

柔軟剤

4.部屋干しをする際の干し方のポイント

4-1.風通しのいい場所に干す

洗濯物を干す場所は、風通しがいい場所を選びましょう。窓の近くや部屋の隅は空気の動きが悪いため、部屋の中央がおすすめです。

4-2.洗濯物同士の間隔は10cm程度空ける

洗濯物同士の距離が近すぎると、風通しが悪くなり、水分が蒸発しにくくなります。最低でも10㎝程度離すようにしましょう。

4-3.サーキュレーターや扇風機で風を当てる

サーキュレーターや扇風機を使って、洗濯物に風をまんべんなく当てると、早く乾かすことができます。衣類乾燥機能のある除湿機を活用するのもおすすめです。

4-4.ズボンは裏返して乾かす

ズボンは、裏返して干すことが早く乾かすポイントです。ウエストなど折り返してある部分が厚く、ポケットは生地が重なっているため、乾きにくくなっています。

部屋干し

まとめ

ニオイが気になるという部屋干しですが、季節や天候に左右されることもなく、防犯上もメリットがあるとされています。

部屋干しのニオイを防ぐには、雑菌をなるべく繁殖させないことがポイントです。

洗濯をする前には洗濯カゴを使用する、洗濯物を詰め込みすぎないなど、ちょっとした工夫をするだけで、ニオイは防げますよ。

また、干すときはなるべく早く乾くように、風通しのいい場所を選び、サーキュレーターや扇風機などを活用するのもおすすめです。衣類同士の間隔やズボンを裏返すなど、干し方にも注意してみてくださいね。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。