2022.02.21
電子レンジはさまざまなシーンで活躍する、料理には欠かせない家電です。
ほぼ毎日使うといっても過言ではなく、気づいたらかなり汚れていたなんてこともありますよね。電子レンジの汚れに気づいても、どうしたらいいかわからず放置している人もいるのでは?
今回は、電子レンジが汚れる原因や、汚れに合わせた正しい掃除方法をご紹介していきます。
電子レンジをキレイな状態に保つ方法もご紹介するので、ぜひやってみてくださいね。
電子レンジが汚れてしまう原因は、主に3つあります。早速チェックしていきましょう。
電子レンジは、食品を温める際に油分や糖分、タンパク質などが飛び散り、温められるたびに頑固な汚れとして付着します。
また、食品のカスをそのままにして使用すると、焦げ付きの原因に。
食品をこぼしたときはもちろん拭きますが、目には見えなくても汚れがどんどん蓄積されているのです。
食品を温めるときに発生する水蒸気も、電子レンジの庫内で固まって水垢になります。
水は汚れではないと放置してしまうと、水垢が溜まってしまうのです。
電子レンジが汚れを放置していると、カビが発生することも。湿度が高くこもりがちな庫内で、食品のカスなどを栄養としてカビが出てしまうのです。
電子レンジの汚れは放置してはいけません。毎回高い温度になるから殺菌されていると思ったら大間違い。電波を使って加熱しているので殺菌はされません。
電子レンジに汚れがついていると、汚れも温めようとして加熱効率も悪くなるので、加熱ムラなどが起こり、余計に電気代がかかってしまうという悪影響を与えます。
他にも、温めた食品にカビが付着する恐れもあります。また、電子レンジの庫内の嫌なニオイの原因になることも。ニオイもカビと同じく温めた食品に移ることもあるので、電子レンジの汚れの放置はNGです。
最悪の場合、食品のカスが加熱することで発火する恐れもあります。電子レンジが使えなくなるだけではなく、命の危険性もあるので気をつけましょう。
電子レンジを掃除する方法は、汚れの種類によって変わってきます。
まずは油汚れや食べ物の焦げ付きをキレイにするには「重曹」がおすすめ。その理由は油汚れが酸性で、重曹がアルカリ性だから。汚れは逆の性質のものを使うことで中和させることができるので、汚れが落ちやすくなるのです。
・重曹
・耐熱容器
・ふきん
・キッチンペーパー
耐熱のボウルやカップに重曹を入れ、水を注ぎます。
電子レンジは機能に差があることはありますが、サイズは極端に違わないので、重曹は大さじ1くらいで充分です。細かく計らなくてもいいですが、目安は水:重曹=4:1の割合です。
重曹を溶かしたら電子レンジで温めます。
500Wで4~5分温めて、そのまま開けずに10~15分ほど放置します。温めることで固まっていた汚れが柔らかくなり、取れやすくなります。さらに放置することで重曹の水蒸気が電子レンジ内全体に行きわたり、より汚れが落ちやすくなるのです。
また重曹には消臭効果も期待できるので、ニオイも取ってくれます。
キッチンペーパーに耐熱容器に残った重曹をつけてしぼり、電子レンジ内の汚れを拭き取ります。
なかなか落ちない汚れは重曹をつけた歯ブラシなどでこするといいでしょう。固いたわしやスポンジを使うと電子レンジを傷めてしまうので注意。
キレイになったらふきんで水拭きをし、その後乾いたふきんで乾拭きをすれば掃除は終了です。
水垢はアルカリ性の汚れです。そのため酸性の「クエン酸」を使うのがおすすめです。クエン酸がないという人はお酢でも代用できますよ。
油汚れも水垢もキレイにしたいという人は先に重曹で汚れを取ってから、クエン酸で水垢を落としましょう。
・クエン酸
・耐熱容器
・ふきん
・キッチンペーパー
耐熱のボウルやカップにクエン酸を入れ、水を注ぎます。
クエン酸は重曹と同じく、大さじ1くらいで充分です。目安は水:クエン酸=4:1の割合です。
クエン酸を溶かしたら電子レンジで温めます。
500Wで4~5分温めて、そのまま開けずに10~15分ほど放置します。水蒸気が電子レンジ内全体に行きわたり、汚れが落ちやすくなります。
電子レンジ内が熱くなくなったら、キッチンペーパーに耐熱容器に残ったクエン酸をつけてしぼり、電子レンジ内の汚れを拭き取ります。
こちらも固いたわしやスポンジを使うと電子レンジを傷めてしまうので、なかなか落ちないときはもう一度クエン酸を水に入れ、温めて放置を繰り返します。
キレイになったらふきんで水拭きをし、その後乾いたふきんで乾拭きをすれば掃除は終了です。
ターンテーブルも汚れやすい部品の一つ。食品を乗せる場所なのでキレイな状態を保ちたいですよね。庫内を掃除するときに一緒にキレイにしちゃいましょう。
・重曹
・スポンジ
ターンテーブルを外し、重曹をまんべんなく振りかけます。もったいないからといって少量にすると汚れ落ちに影響するので、しっかりと振りかけましょう。
少しだけ水をつけて30分ほどつけ置きします。水でもいいですが、ぬるま湯の方が汚れが落ちやすいです。
スポンジでこすり汚れが落ちたら水で流します。
あとはよく拭いて電子レンジに戻すだけです。
電子レンジをキレイな状態のまま保つには、日頃からこまめにお手入れすることが大切です。頑固な汚れになるのは、汚れを放置したまま何度も温めるからです。
使用後、ペーパータオルなどで、電子レンジの庫内をすぐに拭き取れば、油分や水蒸気はあっという間に落ちるので、清潔な状態が保てるのです。
ただし、使用した直後は熱くなっているので、冷めたことを確認してから拭き取り、火傷には充分に注意しましょう。
洗剤類は使用せず、拭き取るだけでOKです。使用するたびに洗剤をつけているとキズや色が剥げる原因になるのでやめましょう。
電子レンジは、食品を温めるものなので、常に清潔にしておきたいですよね。
「しばらく掃除をしていない…。」という人は、汚れの原因に合わせて、重曹やクエン酸の掃除を行ってみてください。電子レンジの掃除が初めてでも簡単にできます。
また、日頃から使用後にサッと拭くクセをつけておくと、キレイな状態を長く保てますよ。