2021.10.28
炊飯器の予約機能を使ったことはありますか?
最近の炊飯器にはほとんどついており、炊き立てのご飯が食べられる便利な機能です。
今回は炊飯器の予約機能のメリット・デメリットをくわしく解説し、いつでもおいしい炊き立てご飯が食べられる方法を伝授します。
ほとんどの炊飯器に搭載されている予約機能。予約機能があることは知っているけど使ったことはないという人のために、まずはメリットとデメリットを見ていきましょう。
炊飯器の予約機能を使えば、忙しい朝や仕事から帰ってきてすぐに、炊き立てのご飯が食べたいという願いを叶えてくれます。
炊きあがった後に保温をしておけば、一定時間炊き立ての状態を保つことができます。
しかし、保温には5時間で約2円の電気代がかかることをご存知ですか?それに比べ予約の設定は1回あたり0.1円。
ご飯をすぐに食べないのであれば、予約機能を使うことで電気代の節約にもなるのです。
予約機能をセットしたつもりが、時間の設定を間違えてご飯が炊けていなかったという経験がある人もいるのでは?
一度失敗すると、またうまく炊けないのではないかと思ってしまい、予約機能が億劫になってしまうことも。
夏場など室温が高い季節は、水につけたまま長時間お米を放置すると、雑菌が繁殖する可能性があります。
炊飯の熱により多少は死滅しますが、食中毒の危険性がなくなるわけではないため、不安が残るのはデメリットといえるでしょう。
炊飯器本体の時間がずれていると、指定した時間に炊き上がりません。
炊飯器の時刻が正しいかどうか確認しましょう。正しく設定してもずれるようであれば、炊飯器に内蔵されているリチウム電池の寿命かもしれません。炊飯器を使用して4~5年経っているのであれば、その可能性が高いです。
炊飯器は自分でリチウム電池を交換することができないタイプが多いため、メーカーや家電量販店に依頼しましょう。リチウム電池を交換する手間や費用をかけたくないという場合は、なるべく電源コードをつないでおくと消耗を抑えることができます。
炊飯器の予約機能でもう一つのデメリットである食中毒。夏場に起こりやすいですが、水温を低くすることで防ぐことはできます。どのようなことに注意すればいいのか見ていきましょう。
食中毒の原因である雑菌は、水温が18度以上で4時間以上経つと繁殖が始まります。ご飯の味にも影響するため、夏場は4時間以上先の炊飯予約は避けた方がいいでしょう。
夏場でもどうしても炊き立てのおいしいご飯が食べたいという場合は、ちょっとした工夫をすることで、4時間以上先の予約でも食中毒の危険性を防ぐことができます。
誰でも簡単にできる方法を3つご紹介します。
氷を入れることで水温を18度以下に保つことができます。お米をとぎ終わった後に氷を入れてから、分量に合わせていつも通り目盛りまで水を入れます。
氷を後から入れてしまうと水の量が増えてしまい、柔らかいご飯が炊けてしまうので注意しましょう。
朝炊き立てのご飯が食べたいときは、夜のうちにお米をとぎ吸水させます。このとき炊飯器ではなく、釜を冷蔵庫に保管しましょう。
あとは朝起きたら早炊き設定で炊飯器をスタートすれば、30分ほどでおいしいご飯が炊きあがります。
お酢は腐敗を防ぐ効果が期待できます。味に影響するのではないかと心配する人もいますが、酸味はほとんど残りません。お米1合に対し大さじ1/2が目安です。
炊飯器の予約機能は保温よりも電気代の節約ができ、いつでもおいしく炊き立てのご飯が食べられる便利な機能です。
予約機能にはデメリットもありますが、時間の設定ミスや雑菌の繁殖を防ぐことはできるので、ぜひ活用してみてくださいね。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。