エアコンからぬるい風しかでない時の原因とは?ぬるい風しか出ない時の解決方法を解説

2023.07.24

エアコン 

暑い季節にエアコンからぬるい風が続き、いつまでも涼しくならないという経験はありませんか?

冷房にしてもぬるい風が出てしまうときは、使用環境が悪かったり、エアコン自体に不具合が起こったりしている可能性が考えられます。

そこで今回は、エアコンからぬるい風しか出なくなってしまう原因や対処方法をくわしくご紹介します。

1.エアコンからぬるい風しか出ない原因

1-1.エアコンのフィルターが汚れている

エアコンからぬるい風しか出ないときは、フィルターが汚れている可能性があります。

フィルターがホコリなどで汚れていると、冷気をうまく室内に戻すことができないため、ぬるい風が出てしまいます。

フィルターの汚れはカビや異臭の原因にもなるため、放置してはいけません。

エアコン フィルター

1-2.室外機の周りに物が置かれている

室外機の周りに物が置かれていると、空気の循環が滞るため、ぬるい風が出てくることがあります。

とくにファンの周辺に物があると、空気の流れが悪くなるので気をつけましょう。

1-3.室外機に直射日光が当たっている

室外機は、室内の熱を排出しています。しかし、室外機に直射日光が当たると熱がうまく排出できず、ぬるい風が出てしまう原因になるのです。

元々、外にある室外機は直射日光が当たりやすいため、すだれをかけたり、植木を設置したりしてみるといいですよ。

エアコン 室外機

1-4.冷媒ガスが漏れている

エアコンは、冷媒ガスが配管を通って循環することで、部屋の空気を冷やしたり暖めたりしています。この冷媒ガスが漏れてしまうと、冷暖房の能力が落ちてしまうのです。

エアコン本体から水が出る、室外機の配管に霜がついているという場合は、冷媒ガスが漏れている可能性が考えられます。

冷媒ガスが漏れているときは、自分で修理することは難しいため、専門業者へ依頼しましょう。

1-5.エアコンの設定ミス

ぬるい風が出てくるのは、単純にエアコンの設定ミスかもしれません。当たり前ですが、冷房ではなく暖房になっている場合は、暖かい風が出てしまいます。

また、室温がエアコンの設定温度よりも低いと冷気は出ません。室温よりも設定温度を下げることで、冷たい空気が出るようになります。

1-6.エアコンが古い

エアコンの劣化により、冷暖房の機能が弱くなっている可能性も考えられます。エアコンの平均使用年数は2021年のデータでは13.2年。

10年以上使用しているエアコンの場合は、故障も疑った方がいいかもしれません。

2.エアコンからぬるい風しか出ない時の対処法

2-1.定期的にフィルターを掃除する

エアコンのフィルターは定期的に掃除しましょう。放置するとエアコンの効きが悪くなるだけではなく、カビや異臭、そしてアレルギーの原因になることも。

エアコンのメーカーや種類によってお手入れ方法が変わるため、しっかりと取扱説明書をチェックしてから行ってください。基本的には、フィルターは水洗いが可能なものが多いです。

床が汚れないように新聞紙を引いた後、フィルターに掃除機をかけてから取り外し、水洗いしましょう。

水洗いをしたフィルターはしっかりと乾燥させてから戻してくださいね。ただし、直射日光に当てて乾かすと変形してしまう恐れがあるので、フィルターを乾かす際は日陰で干してください。乾いていないままフィルターをセットしてしまうと、エアコン本体が水で濡れてしまうと故障の原因になります。

目安としては、2週間に1回掃除を行うのがベスト。少なくとも1ヶ月に1回は行うのがおすすめです。

エアコンが暑い季節や寒い季節に急に使えなくなるのは困りますよね。

自分でケアするのは限界があるため、オフシーズンのうちにプロに掃除を依頼するのも一つの手です。

フィルターのみならず、内部のカビやホコリもきれいにしてくれますよ。

2-2.室外機の周りを整理する

先ほどもご説明のとおり、室外機の周りに物があると、空気の循環を妨げるため、エアコンの効きが悪くなることがあります。室外機の周辺や上には物を置かないようにしましょう。

直射日光から守るためのすだれや植木鉢なども、室外機の近くになりすぎないように注意してください。目安としては30㎝ほど離すといいですよ。

エアコン 室外機

2-3.最新のエアコンに買い替える

10年以上使用しているエアコンは、買い替えを検討した方がいいでしょう。

修理して直っても劣化しているため、別の部品などが壊れる可能性が大いに考えられます。また、修理部品がないこともあります。

何度も修理するよりも新しいエアコンを買った方が長い目でみるとコストパフォーマンスが高いかもしれません。

2-4.故障の場合は修理も検討する

エアコンや室外機の掃除など、さまざまな対策を行っても改善しない場合は修理も検討しましょう。冷媒ガス漏れの場合は、自分で修理することはできません。

まだ比較的新しいエアコンの場合は、保証期間内で修理してもらえることもありますが、部品の取り換えや大掛かりな修理が必要になると、修理費用が高額になることも。

修理代が高くなるときは、買い替えも検討した方がいいでしょう。

まとめ

エアコンからぬるい風しか出ないときは、まずはエアコンの設定を確認してみましょう。掃除を怠っている場合は、機能が低下している可能性もあります。

フィルターや室外機の掃除は定期的に行ってくださいね。

さまざまな対処を行っても、まだぬるい風が出てくるときはエアコンが故障しているのかもしれません。専門業者に相談しましょう。

古いエアコンの場合は修理もいいですが、修理箇所が多くかなり高額になることもあるため、買い替えも検討しましょう。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。