寝るとき寝室に加湿器は必要?効果的な置き場所やカビさせない使い方のポイントを解説!
「寝室に加湿器は必要なの?」と迷われている方も多いかもしれませんが、結論として、寝室に加湿器は必要です。
しかし、ただ置けば良いというわけではありません。使い方を間違えると、かえってカビや結露の原因になり、逆効果になってしまうこともあります。
本記事では、寝室に加湿器が必要な理由から、効果的な置き場所、適切な湿度管理の数値、そして失敗しない選び方までを徹底解説します。
1.寝室に加湿器が必要な3つの理由
なぜ寝るときに加湿器が必要なのでしょうか。まずは、乾燥がもたらすリスクと加湿のメリットを3つのポイントで解説します。
1-1.睡眠中の乾燥リスクと身体への影響
私たちは寝ている間に、コップ1杯分もの水分を汗や呼吸で失うと言われています。 寝室の空気が乾燥していると、体内の水分がさらに奪われやすくなるだけでなく、喉や鼻の粘膜も乾燥してしまいます。
粘膜が乾燥すると、ウイルスや細菌を排出する防御機能が低下し、風邪やインフルエンザなどの感染症リスクが高まる恐れがあります。 健康を守るためにも、寝室の保湿は非常に重要です。
1-2.快適な睡眠環境と理想の湿度
寝室の理想的な湿度は40〜60%です。この数値を保つことが、快適な睡眠環境のカギとなります。
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湿度40%以下
ウイルスが活性化しやすくなり、肌トラブルや喉の乾燥を引き起こすリスクがあります。 -
湿度60%以上
カビやダニが繁殖しやすくなるほか、ジメジメとして寝苦しさを感じることがあります。
加湿器を使う際は、この40〜60%の範囲を目安にコントロールしましょう。
1-3.体感温度を上げて暖房効率アップ
湿度が上がると、実際の室温以上に暖かさを感じる体感温度が上昇します。
加湿器を併用することで、暖房の設定温度を上げすぎなくても快適に過ごせるようになるため、暖房効率が上がり、電気代の節約や過度な乾燥を防ぐことにもつながります。
2.寝室に加湿器を置く正しい場所と避けるべき場所
加湿器の効果を最大限に発揮させるためには、どこに置くかが非常に重要です。
2-1.効果的な置き場所
寝室で加湿器を置くのに適しているのは以下の条件を満たす場所です。
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部屋の中央
湿気を部屋全体に均一に広げるために、できるだけ部屋の中央付近や、空気が循環しやすい場所に置きましょう。 -
床から高い位置
冷たい空気は下に溜まる性質があるため、床に直接置くとセンサーが誤検知したり、床が結露したりする原因になります。床から50cm以上高い位置(サイドテーブルや棚の上など)に設置するのが推奨されます。 -
エアコンの風が直接当たらない場所
エアコンの風が直接当たると、加湿器の湿度センサーが誤作動を起こしたり、蒸気が流されて加湿効率が落ちたりすることがあります。
2-2.避けるべきNGな場所
逆に、以下のような場所はトラブルの原因となるため避けましょう。
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窓の近く
窓際は外気との温度差が激しく、最も結露が発生しやすい場所です。ここに置くと、窓やカーテンにカビが生える原因になります。 -
顔のすぐ近く
「喉を潤したい」からといって枕元に置くのは要注意です。蒸気が直接顔や体に当たると、気化熱で体温が奪われたり、逆に肌の水分が蒸発して乾燥したりする恐れがあります。また、布団や枕が湿気を吸ってカビの原因になることもあります。
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家電や本棚の近く
テレビやパソコンなどの精密機器、あるいは湿気に弱い紙類の近くに置くと、故障や変形の原因となります。
3.カビを防ぐ!寝室で加湿器を使う時の重要ポイント
寝室で加湿器を使う際、最大の懸念点はカビや雑菌の繁殖です。清潔に使うためのポイントを押さえておきましょう。
3-1.就寝時のタイマー設定を活用する
就寝中ずっと加湿器をつけっぱなしにしていると、明け方の気温低下に伴い飽和水蒸気量(空気が含むことのできる水分量)が下がり、湿度が上がりすぎて結露が発生しやすくなります。
就寝後数時間で切れるようにタイマー機能を活用するか、設定した湿度を保ってくれる湿度調整機能付きのモデルを選びましょう。
3-2.必ず水道水を使用する
加湿器のタンクには、必ず水道水を使用してください。 ミネラルウォーターや浄水器の水、アルカリイオン水などは、消毒用の「塩素」が除去されているため、タンク内で雑菌やカビが繁殖しやすくなります。
メーカーの取扱説明書でも、雑菌繁殖を防ぐために水道水の使用が推奨されています。
3-3.日中は換気をしてリセットする
人は寝ている間に汗をかくため、寝室の布団やマットレスは湿気を吸い込んでいます。
さらに加湿器を使っていると湿気がこもりやすくなるため、朝起きたら必ず窓を開けて換気を行い、部屋の空気をリセットしましょう。

3-4.加湿器がない場合の代用アイデア
加湿器が手元にない場合や、旅先などで乾燥が気になる場合は、以下のような方法でも一時的な対策が可能です。
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濡れタオルを部屋に干す
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洗濯物を寝室で部屋干しする
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コップにお湯を入れて置いておく
4.寝室用加湿器の選び方!4つのチェックポイント
最後に、寝室用に新しく加湿器を選ぶ際のポイントをご紹介します。

4-1.静音性
睡眠を妨げないよう、動作音が静かなものを選びましょう。目安として30dB(デシベル)以下であれば気になりにくいと言われています。 一般的に、気化式や超音波式は静音性が高い傾向にあります。
4-2.加湿方式の違いと安全性
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スチーム式
水を加熱して蒸気を出すため衛生的で加湿力が高いですが、煮沸音がすることや、吹き出し口が熱くなるため小さなお子様がいるご家庭では火傷に注意が必要です。 -
気化式・超音波式
熱を使わず静かで安全ですが、タンク内の水が加熱されないため、こまめな手入れを怠ると雑菌が繁殖しやすい点に注意が必要です。
4-3.適用畳数とタンク容量
部屋の広さに合った適用畳数のモデルを選びましょう。大きすぎるスペックのものは結露やカビの原因になります。 また、就寝中に水切れにならないよう、朝まで持つ程度のタンク容量があると給水の手間が省けます。
4-4.お手入れのしやすさ
衛生面を保つためには、日々のメンテナンスが不可欠です。 パーツが細かく分解できて洗いやすいか、タンクの中に手を入れて洗える構造かなど、お手入れのしやすさを購入前にチェックすることをおすすめします。
まとめ
寝室での加湿は、風邪や肌トラブルの予防、そして快適な睡眠のために必要不可欠です。しかし、ただ加湿すれば良いというわけではなく、適切な湿度である40〜60%を維持することが重要です。
効果的に使うためには、結露しやすい窓際や枕元を避け、床から50cm以上の高さに設置するようにしましょう。また、タンクには必ず水道水を使用し、こまめなお手入れで清潔さを保つことも忘れてはいけません。
これらのポイントを意識して、清潔で潤いのある快適な睡眠環境を整えましょう。