冬の暖房の設定温度の目安は何度?暖房を節約しながら快適に過ごすためのコツを解説!

2023.01.19

暖房

寒い冬は、温かい室内に入るとほっとしますよね。

自宅に帰宅した際は、真っ先に暖房を入れたくなりますが、エアコンは何度に設定するのがベストなのでしょうか。

暑すぎるのも問題ですが、節電したいからといって温度が低すぎると、身体が芯から冷え切ってしまい、体調不良にもつながります。

そこで今回は、冬の暖房の温度設定の目安や、温度設定以外に簡単にできる快適な空間を作るためのコツをご紹介します。

1.冬の暖房の設定温度の目安は何度?

冬の暖房の設定温度の目安は20度です

寒い冬はついつい温度を上げてしまいがち。しかし、理由がない限りは20度に設定するのがベストです。のちほどご紹介しますが、温度を1度あげるよりもさまざまな工夫をすることで快適に過ごせます。

設定温度を1度下げると10%の消費電力の削減

暖房の設定温度を1度下げると、10%も消費電力が削減できます。また、CO2の削減にもつながります。

暖房の温度

2.暖房を節約しながら、快適に過ごすためのコツ

特別なことをしなくても、暖房の使い方を少し工夫すると、電気代を節約しながら快適に過ごすことができます。今すぐにできる快適に過ごすためのコツを見ていきましょう。

2-1.自動運転に設定する

エアコンは自動運転がおすすめ。暖房は「強」「中」「弱」など、自分で強さを設定することができます。

弱くつければ消費電力は少なくなりますが、設定温度に到達するまでの時間がかかるため、電気代が高くなってしまうことも。

自動運転を選択すれば、設定温度に到達するまでフルパワーで稼働し、設定温度になると温度を保つために弱や送風など、自動で調整をしてくれます。

こまめに自分で切り替えるよりも、エアコンにまかせた方が、効率よく運転してくれるため、節電効果が期待できます。

2-2.風向きは下向きに

エアコンの風向きは下にしましょう。暖かい空気は上に、冷たい空気は下にたまりやすい性質があります。

下向きにすることで、空気が循環しやすくなるので、効率よく室内を暖めることができます。

暖房 風向き

2-3.サーキュレーターや扇風機で空気を循環させる

エアコンの風向きを下にしても、暖かい空気は上にたまってしまいます。

サーキュレーターや扇風機を使うことで、空気の循環が起こり、足元も暖かく過ごせますよ。サーキュレーターや扇風機は、天井に向けて風を送るようにしましょう。

2-4.窓の断熱をする

窓やドアを断熱することで、暖かい空気を外に逃がさず、外気の侵入を防ぐことができます。

カーテンを閉めたり、カーテン自体を厚手のものや断熱カーテンにしたり、窓ガラスに断熱シートを貼るなどの工夫をすると、温度設定をあげなくても快適に過ごせます。

2-5.加湿をする

冬場は空気が乾燥します。湿度が低くなると体感温度が下がるため、加湿器などを活用して、湿度を上げる努力をしましょう。

加湿器がない場合は、濡れたタオルを干したり、水を入れたコップを置いたりするだけでも効果がありますよ。

加湿することは、体感温度を上げるだけではなく、髪や肌を乾燥から守り、風邪やインフルエンザなど感染症対策にもつながります。

2-6.こまめにON/OFFをしない

こまめに電源をON/OFFするよりも、短時間であればつけっぱなしの方が、電気代がかからないといわれています。

エアコンは電源を入れ設定温度になるまでフルパワーで運転するため、何度も電源をON/OFFするとフルパワーの時間が長く、消費電力が多くなってしまうのです。

30分以内の外出であれば、つけっぱなしのほうが節電になりますよ。

暖房

2-7.エアコンのフィルターを掃除する

エアコンのフィルターが汚れていると、部屋の空気をスムーズに取り込めないため、余計な電力がかかります。

定期的にフィルター掃除を行いましょう。目安としては2週間に1回程度です。

また、屋外にある室外機も、汚れていたり、周りに物があったりすると効率よく運転ができません。室外機は頻繁に掃除する必要はありませんが、暖房を使い始める前に掃除しておきましょう。

まとめ

冬の暖房の設定温度は20度が目安。

20度では寒いという人は、設定温度を高くする前に、エアコンの風向きや運転方法を見直したり、部屋を加湿してみたり、サーキュレーターや扇風機を活用して空気を循環するなどの工夫をしてみましょう。

また、エアコンのフィルター掃除など定期的なお手入れも節電につながります。まずはできるところから、節電対策をしてみてはいかがでしょうか?

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。