2024.05.28
お祝いの席ではもちろんのこと、日頃から食べる人もいる赤飯ですが、作りすぎて余ってしまうことも珍しくありません。
赤飯が余ったときは、普通の白いご飯と同じように冷凍保存でいいのでしょうか。もち米を使用することから、別の保存方法があるのではないかと悩んでしまいますよね。
そこで今回は、赤飯の正しい保存の仕方を解凍方法も含めてくわしく解説します。
赤飯も普通のご飯と同じく、冷凍保存がおすすめです。冷蔵保存をしてしまうと、固くなり水分が抜けてしまうため適しません。
普通のご飯はうるち米と呼ばれ、アミロースとアミロペクチンというでんぷんが含まれています。
一方、赤飯で使用されるもち米にはアミロペクチンしか含まれていないため、冷めると普通のご飯よりもさらに固くなります。
基本的には冷凍保存がおすすめですが、やむを得ず冷蔵する場合は、乾燥しないようにタッパーなどの密閉容器に入れましょう。
赤飯は冷めると固くなってしまうため、温かいうちにラップに包みましょう。
茶碗1杯程度を目安に小分けに包むのがおすすめです。ラップを二重にすると、水分が逃げにくくなります。
ラップに包む際は平らに広げ、ふっくらと包みます。解凍するときにムラが出ないようにするためです。
粗熱が取れたら冷凍用保存袋に入れ、冷凍庫へ。
そのまま入れても問題はありませんが、金属トレーに乗せたり、アルミホイルに包んだりしてから入れると早く冷凍できます。
タッパーで保存する場合は、小さめのタッパーで小分けに保存しましょう。大きなタッパーを使用すると、解凍の際に時間がかかりムラができてしまいます。
大きめにカットしたラップをタッパーに敷き、ラップの上に赤飯を乗せて包みましょう。ラップを敷かないと、タッパーからニオイが移ってしまう恐れがあります。
しっかりとふたをしたら、冷凍庫に入れるだけです。
赤飯を冷凍保存した場合、保存期間の目安は1ヶ月です。冷凍すると長持ちしますが、味や食感の劣化は避けられないため、できる限り早く食べたほうがいいでしょう。
赤飯を食べる半日ほど前に冷凍庫から冷蔵庫に移します。
食べるときに、電子レンジで加熱しましょう。耐熱容器に移して再度ラップをかけてもいいですが、ラップのまま加熱しても問題ありません。
加熱時間は茶碗1杯分に対し、電子レンジ(500W)で2分程度が目安です。
加熱後、全体が冷たい場合は30秒ほどプラスして温めますが、一部が冷たい場合はしばらく庫内に置いて余熱で温めましょう。
赤飯は蒸し器で温める方法もあります。蒸し器の使用方法は、取扱説明書などを確認してから行ってください。
一般的には、蒸し器に水を入れて沸騰させ、耐熱容器やクッキングシートに赤飯を乗せて蒸し器の中に入れます。あとは蒸し器のふたをして、10分程度を目安に温めるだけです。
蒸し器がない場合は、フライパンや鍋で代用できます。フライパンに深めの皿を乗せて、皿の半分くらいまで水を入れます。
水が沸騰したら皿にクッキングシートを敷き、凍ったままの赤飯を入れ、布巾で包んだフライパンのふたを乗せて蒸しましょう。
ふたをそのまま乗せてしまうと、水滴が赤飯におちてしまうため、布巾を忘れないようにしてください。
茶碗1杯分であれば、蒸し時間は5分程度が目安ですが、多くの赤飯を解凍する場合は時間を調節しましょう。
赤飯を保存する際は、普通のご飯と同じく冷凍保存がおすすめです。普通のご飯よりも固くなりやすい赤飯は、冷蔵保存には向きません。
赤飯は、ラップでもタッパーでも保存できます。再冷凍や解凍ムラを防ぐために、1回で食べきる量を目安に、小分けにして保存しましょう。
解凍する際は、蒸し器で行うのがベストですが、時間がない場合は電子レンジでもOKです。
正しい保存方法で、おいしい赤飯を長く楽しみましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。