さつまいもを長持ちさせるには?さつまいもの保存方法のポイントを解説

2024.07.31

水気をキッチンペーパーで拭き取り、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存

栄養豊富なさつまいもは、料理だけではなく、お菓子にも使用できる万能な野菜です。旬の秋を迎えると、大量にさつまいもを手に入れる機会も。

さつまいものおいしさをキープするには、どのように保存したらいいのか悩んでいる人もいるでしょう。

そこで今回は、さつまいもの正しい保存方法をくわしく解説します。

1.さつまいもは寒さに弱い食材

さつまいもは寒さに弱く、5℃以下になると低温障害を起こします。

低温障害が起きると、さつまいもの細胞が死んでしまい、黒く変色してしまいます。このようなさつまいもは、甘みがなく苦味が出てしまうため、変色した部分は取り除かなくてはなりません。

2.夏の時期以外はさつまいもは常温保存

さつまいもは寒さに弱いため、気温が高い夏場以外は常温保存がおすすめです。

2-1.さつまいもの常温保存の詳しい手順

1.さつまいもを1本ずつ新聞紙やキッチンペーパーで包む

さつまいもを1本ずつ新聞紙やキッチンペーパーで包む

2.風通しがよく、直射日光に当たらない冷暗所で常温保存

さつまいもがたくさんある場合は、紙袋や麻袋、ダンボール、発泡スチロールなどに入れてもいいですが、通気性をよくするために空気穴をあけるといいでしょう。

包んださつまいもは、風通しがよく、直射日光に当たらない冷暗所で常温保存

2-2.さつまいもの常温保存の保存期間の目安

常温で保存した場合、約1ヶ月保存可能です。

2-3.さつまいもの常温保存の長持ちさせるためのポイント

さつまいもを常温で保存する際は、水で洗わずそのまま保存しましょう。保存に適した温度は10~15℃。冬場は暖房が当たらない冷暗所で保存してください。

3.気温が15度を超える夏場は野菜室で冷蔵保存

さつまいもは15度を超えると芽が出てくる可能性があります。

夏場は野菜室での保存がおすすめです。

3-1.さつまいもの冷蔵保存の詳しい手順

1.さつまいもを1本ずつ新聞紙やキッチンペーパーで包む

さつまいもを1本ずつ新聞紙やキッチンペーパーで包む

2.包んださつまいもをポリ袋に入れて、ポリ袋の口をゆるく結ぶ

包んださつまいもをポリ袋に入れて、ポリ袋の口をゆるく結ぶ

3.野菜室で冷蔵保存

野菜室で冷蔵保存

3-2.さつまいもを野菜室で冷蔵保存したときの保存期間の目安

冷蔵した場合、約1ヶ月保存可能です。ポリ袋は乾燥やムレを防ぐために、ゆるく結びましょう。

4.使いかけのさつまいもは使いやすい大きさに切って冷凍保存

さつまいもを常温で保存できるのは丸ごと1本のときのみ。切った状態で常温保存をするとすぐに変色してしまいます。

カットしたさつまいもは、使いやすい大きさにして冷凍保存がおすすめです。

加熱したさつまいもも、冷凍保存が可能なので、覚えておくと便利ですよ。

4-1.使いかけのさつまいもの冷凍保存の詳しい手順

1.皮付きのまま使いやすい大きさに切って水にさらす

皮付きのまま使いやすい大きさに切って水にさらす

2.水気をキッチンペーパーで拭き取り、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存

水気をキッチンペーパーで拭き取り、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存

4-2.使いかけのさつまいもを冷凍保存したときの保存期間の目安

冷凍した場合、カットしたさつまいもでも約1ヶ月保存可能です。使いきらなかったときは、鮮度を保つためにすぐに冷凍保存をしましょう。

4-3.冷凍保存したさつまいもの解凍方法

生のさつまいもは、冷蔵庫で解凍してから調理しましょう。電子レンジでも解凍が可能ですが、加熱しすぎると固まってしまう恐れがあります。

電子レンジを使用する際はラップをして、高温にならないよう解凍モードでゆっくりと様子を見ながら解凍してください。

加熱してから冷凍したさつまいもは、電子レンジで加熱すると水分が出てしまい、味や食感が損なわれる恐れがあるため、冷蔵庫で解凍しましょう。

まとめ

さつまいもは寒さに弱い野菜のため、暑い季節以外は常温保存がベスト。

夏場に冷蔵庫で保存する際は、温度が低すぎると低温障害を起こしてしまうため、野菜室で保存してください。

カットしてしまったさつまいもは常温や冷蔵では日持ちしないため、冷凍保存がおすすめです。使いやすい大きさに切っておけば、調理時間が短縮できます。

解凍する際は、冷蔵庫に移しておきましょう。電子レンジを使用すると味や食感が損なわれる可能性があるため、注意してください。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。