2024.08.30
肉の中では比較的安価で、さまざまな料理に活躍する鶏むね肉。鶏むね肉は傷みやすく、購入後はすぐに適切に保存しなくてはなりません。
安いからといってたくさん購入しても、保存方法が悪く傷んでしまったり、味が落ちてしまったりしては台無しです。
鶏むね肉は、そのまま冷凍するのではなく、ひと手間加えてから冷凍保存をすると、しっとり柔らかい状態がキープできます。
そこで今回は、鶏むね肉の鮮度を保ったまま、おいしく保存する方法をくわしく解説します。
鶏むね肉は、下味をつけてから冷凍保存がおすすめ。
まだ、どのように調理するか決まっていない場合でも、酒・砂糖・塩・こしょうで下味をつけてから冷凍するのがポイントです。
用意するもの
・鶏むね肉 1枚
・砂糖 小さじ1/2
・塩 小さじ1/4
・こしょう 少々
・酒 小さじ1
1.鶏むね肉の水分をキッチンペーパーで拭き取る
表面の水気をしっかりと拭くと臭みがおさえられます。
2.砂糖・塩・こしょうを鶏むね肉にまぶす
鶏むね肉1枚に対し、砂糖小さじ1/2・塩小さじ1/4・こしょう少々が目安です。
3.鶏むね肉を冷凍用保存袋に入れ、酒を加えて鶏むね肉を揉み込む
鶏むね肉1枚に対し、酒は小さじ2を入れましょう。
4.空気を抜きながら保存袋の口を閉じて、バットにおいて冷凍庫で冷凍保存
下味をつけて冷凍した場合、約1ヶ月保存可能です。
鶏むね肉を焼いたり、炒めたり、揚げる場合は、冷蔵庫で7~8時間解凍しましょう。
急いでいるときは、流水で解凍、または電子レンジの解凍モード使用してもOKです。
凍ったまま熱湯で20分ほど加熱して食べてもおいしいですよ。
すでに食べたいメニューが決まっている場合は、先に下味をつけておくと調理時間が短縮できます。
鶏むね肉は、てりやきもおすすめ。鶏むね肉1枚に対し、醤油とみりんを大さじ2、砂糖を大さじ1、片栗粉を大さじ1/2、こしょうを少々入れて揉み込んで冷凍してください。
解凍後は、フライパンで焼くだけ。最後はつけ汁も一緒に入れて、しっかりと加熱しましょう。
鶏むね肉の唐揚げを作りたいときは、丸ごとではなく一口大にそぎ切りにしておきます。醤油と酒を大さじ1、塩を小さじ1/4、こしょうを少々、そしておろし生姜とおろしにんにくを小さじ1/3程度お好みで入れて、よく揉み込んで冷凍してください。
調理するときは、冷蔵庫で解凍後、汁気を軽くキッチンペーパーで拭き取り、片栗粉をまぶします。フライパンに1cm程度サラダ油を入れて熱し、きつね色になるまで両面を揚げます。
揚げ時間が長くなると、パサパサとした食感になってしまうため、注意しましょう。
下茹ですればすぐに食卓に出せるため、忙しいときも便利です。ポイントはゆで汁と一緒に冷凍すること。しっとりとした食感を保てます。
鶏ハムやサラダチキンとして食べたいときにおすすめです。
用意するもの
・鶏むね肉 1枚
・水 2カップ(400ml)
・酒 大さじ1
・長ねぎ(青い部分) 15cm
・しょうがの薄切り 3枚
・顆粒鶏がらスープの素 小さじ1/2
1.鍋に材料をすべて入れて強火で火にかけ、沸騰したら弱火で12分ほど茹でる
2.茹でているときにアクがでてきたら、アクをとる
3.鶏むね肉に火が通ったら粗熱を取り、鶏むね肉と茹で汁を冷凍用保存袋に入れて、バットにおいて冷凍保存する
下茹でしてから冷凍した場合、約1ヶ月保存可能です。
下茹でした鶏むね肉は、冷蔵庫に半日ほど置くと解凍できます。
急いでいるときは、冷凍用保存袋に入れたまま耐熱ボウルにのせて電子レンジへ。500Wで1~2分ずつ、様子を見ながら加熱し、ゆで汁が溶けて肉が取り出せる状態まで解凍します。
スライスしてラーメンやスープの具にしたり、サラダに使用したり、わさび醤油などをつけて食べたりしてもおいしいです。
ゆで汁は捨てずにスープや雑炊に使用してください。
そのまま冷凍するとパサつきが気になる鶏むね肉は、下味をつけたり、下茹でをしたりしてから冷凍保存がおすすめです。
すでに料理が決まっているときは、下味も工夫をすると調理時間が短縮できます。
時間があるときは、先に下茹でをしておくと、すぐに食卓に出せますよ。
ゆで汁は鶏むね肉のパサつきを防ぐだけではなく、スープや雑炊に活用できるため、さまざまな料理が楽しめます。
用途に合わせた保存方法で、鶏むね肉のおいしさを保ちましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。