2024.09.30
生で食べても、加熱料理をしてもおいしい長芋。栄養たっぷりでさまざまな料理に活躍する万能な長芋を丸ごと購入することもあるでしょう。
すぐに使用しないときは冷蔵する人が多いと思いますが、気づいたら色が変わっていた、変なニオイがしたなど、食べられない状態になっていることはありませんか?
そこで今回は、長芋の正しい保存方法を、丸ごと保存する場合やカットした場合など、状況に合わせてくわしく解説します。
長芋は空気に触れると酸化しやすい食材。また、低温も高温も苦手で、とてもデリケートな野菜です。
スーパーなどでは丸ごと売られていることもありますが、食べやすいサイズにカットされていることも。
長芋は丸ごとかカットされているかによって、保存方法が異なります。それぞれの冷蔵の仕方を見ていきましょう。
長芋を丸ごと保存する場合は、新聞紙やキッチンペーパーに包み、冷蔵庫の野菜室で保存します。
1.長芋を新聞紙やキッチンペーパーで包む
2.野菜室に入れて冷蔵保存
長芋を丸ごと冷蔵した場合、1週間前後の保存が可能です。
生で食べる場合は3~4日、それ以降は加熱調理に使用するといいでしょう。
長芋は時間が経つにつれてえぐみが出てくるため、生食の場合は早めがベストです。
カットされた長芋は、ラップに包んで野菜室で保存します。ラップに包む前に、断面に酢水をつけるのがポイントです。
1.長芋の断面を50mlの水に対して酢2~3滴入れた酢水につける
2.キッチンペーパーで断面の水気を拭き取り、ラップでぴったりと包む
3.保存袋に入れて空気を抜き、口を閉じて野菜室で冷蔵保存
カットされた長芋を冷蔵した場合は、1週間前後の保存が可能です。
丸ごと保存したときと同様に、生で食べる場合は3~4日、それ以降は加熱調理をするのがおすすめです。
カットされた長芋はラップに包む前に、断面の変色を防ぐために酢水につけるのがポイント。
長芋の断面は酸化すると、ピンクや茶色に変化します。すでに断面が変色している場合は、先に切り落としてから酢水につけてください。
長芋を1週間以上保存したいときは、冷凍保存がおすすめ。冷凍するときは、食べやすい大きさに切るかとろろにします。
1.長芋の皮をむき、食べやすい大きさ・形に切る
2.切った長芋を水500mlに対し、酢小さじ1の酢水に入れ、5分ほどさらす
3.水気を切って、キッチンペーパーで水気を取り除く
4.冷凍用保存袋に入れて平らな状態にしたら、空気を抜いて口を閉じ、金属バットにのせて冷凍庫で冷凍保存
長芋を使いやすい状態に切ってから冷凍した場合、約1ヶ月の保存が可能です。
生食の場合は、冷蔵室で解凍しましょう。流水解凍も可能です。加熱調理をする場合は、凍ったまま使用できます。
こちらも酢水につけるのがポイントとなります。酢水につけて水分が残ったまま冷凍をすると、長芋同士がくっついてしまうため、キッチンペーパーでしっかりと水分を取り除きましょう。
1.長芋の皮をむき、すりおろしてとろろにする
2.長芋350~400gに対して小さじ1/2ほどの酢を入れ、まんべんなく混ぜる
3.冷凍用保存袋に入れて平らな状態にしたら、空気を抜いて口を閉じ、金属バットにのせて冷凍庫で冷凍保存
とろろにして冷凍した場合、約1ヶ月の保存が可能です。
使用する前に冷蔵室に移し、解凍しましょう。急いでいるときは、流水で解凍してもOKです。
酢を入れることで変色をある程度防げますが、ピンク色になっていた場合でも食べることはできます。ただ、苦みや渋みの原因にもなるので、なるべく早く食べるのをおすすめします。
異臭や異常を感じたら、すぐに食べるのをやめましょう。
長芋は中途半端な状態で余ってしまうことが多い野菜です。
そのまま冷蔵庫に入れると、酸化して変色したり、えぐみが出てしまい生食には適さない状態になったりすることも。
カットした長芋を冷蔵する際は、断面を酢水につけて変色を防ぎましょう。
冷凍する場合も、とろろには酢を入れておくと安心です。冷凍保存をすれば約1ヶ月の長期保存が可能になります。
正しい保存方法で、おいしい長芋を長く楽しみましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。