正しい洗濯のやり方や手順とは?洗濯のやり方の基本を解説

2022.01.17

洗濯

一人暮らしをして初めて洗濯をした人もいるかもしれませんね。

洗濯機が洗ってくれるから誰でもできると思ってしまいがちな洗濯ですが、一人で洗濯から干すまでをやると、意外と奥深く上手くいかないことも多いです。

今回は一人暮らしを始める人や、洗濯が自己流になってしまっている人にも確認してほしい、洗濯の基本的なポイントやコツなどをご紹介していきます。

1. 洗濯物の扱い方

1-1. 洗濯物を溜め込まない

忙しいとついつい洗濯の時間がとれず、洗濯物を溜め込んでしまいがちですよね。

しかし、洗濯物を洗わずに溜め込んでしまうと、衣類の汚れがどんどん落ちにくくなり、汗をかいたシャツや湿ったタオルを放置していると、菌が繁殖して嫌なニオイの原因となってしまいます。

また、洗濯カゴに入れず、洗濯槽に衣類を溜め込んでしまうと、洗濯槽でカビが繁殖しやすくなる原因にも。洗濯槽に衣類を入れるのは洗濯をする直前にしましょう。

1-2. 洗濯機に詰め込み過ぎない

洗濯物が多すぎると、汚れを落としきれず、ニオイが残ってしまう原因になります。

洗濯物の量は詰め込み過ぎず、7~8割にして少し余裕をもたせてあげましょう。

洗濯

2. 洗剤や柔軟剤の使い方

2-1. 洗剤は洗濯物や使うコースによって使い分け

洗濯に使う洗剤には大きく分けて「一般洗濯用洗剤」と「おしゃれ着用洗剤」があります。

一般洗濯用洗剤

綿・麻・合成繊維用の洗剤で、洗浄力が高く、汚れをしっかり落とすことができます

また、一般洗濯用洗剤の中でも、「汎用」と「ドラム式洗濯機専用」に分けられているので、お使いの洗濯機によって間違えないようにしましょう。

一般洗濯用洗剤は下の2つの洗濯表示がない衣類に使用することができます。

洗濯表示

おしゃれ着用洗剤

毛・絹・綿・麻・合成繊維に使用でき、毛羽立ちや毛玉、色あせを防ぎながら洗濯ができます。

おしゃれ着用洗剤は下の洗濯表示がついている衣類、「中性洗剤使用」の記載がある衣類にオススメです。

洗濯表示

2-2. 洗剤の使用量は適量を守る

洗剤の量は適量が一番

洗濯用洗剤は少ないと汚れの落ちが悪くなり、逆に多く入れても汚れが落ちやすくなるというわけではありません。

洗剤を適量より多く入れてしまうと以下のようなことが起こる可能性があります。

  • 泡立ちすぎてすすぎきれなくなってしまい衣類に洗剤が残る
  • 洗剤が洗濯槽に残り、カビや雑菌の温床になる
  • 衣類が傷んだり、色落ちしたりする

このように洗剤を多く入れてもメリットはないので、商品の裏に記載されている適量を守りましょう。

洗濯

3. 洗濯のコース選択

3-1. 基本は「標準(おまかせ)」でOK

最近の洗濯機にはさまざまなコースがついていますが、基本的には万能な「標準(おまかせ)」を選べば間違いありません

3-2. デリケートな衣類はそれに合ったコースで

デリケートな衣類は「標準(おまかせ)」で洗ってしまうと傷めてしまう可能性があるので、大事なお洋服や縮むのが怖いニットなどは、「おしゃれ着洗い」など適したコースを選択するようにしましょう。

おしゃれ着洗いのコースを選択しても、少し不安という人は洗濯ネットに入れるといいですよ。また洗剤もおしゃれ着洗い専用のものを使うとさらに安心です。

洗濯機のコースの使い分けについてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

洗濯機のコースの使い分け方とは?洗濯機のコースの特徴を解説!

4. 洗濯に使う水の注意点

4-1. 服にあった水温で洗う

水温は冷たすぎると汚れが落ちにくくなるため、20~40℃がおすすめです。特に寒い冬は水温が上がりにくいので、お風呂の残り湯などを使って高めの温度をキープするといいでしょう。

ただしデリケートな洗濯物を洗うときは、温度が高いと色落ちや縮む可能性があるため、30℃以下にしましょう。

4-2. 「すすぎ」に残り湯を使わない

「洗い」の工程ではお風呂の残り湯を使ってもいいですが、節約したいからといって「すすぎ」につかってしまうと洗濯物に残り湯の汚れがついてしまいます

すすぎは綺麗な水が必須です。しっかりとキレイにするためにも水道水を使いましょう。

残り湯を使った洗濯についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

洗濯にお風呂の残り湯って使ってもいいの?節約できる水道代も解説!

5.洗濯が終わったあとは

5-1.洗濯が終わった後はすぐに取り出す

洗濯が終わったら、すぐに洗濯機から衣類を取り出しましょう。

放置してしまうとシワになり、雑菌が繁殖しニオイが発生してしまいます。夏は1時間、冬は2時間以上放置してしまった場合は、洗い直した方がいいでしょう。

5-2.衣類に合った正しい干し方をする

衣類はなんでもハンガーにかければいいわけではありません。中にはハンガーにかけると伸びてしまう衣類もあります。衣類に合った正しい干し方を確認しておきましょう。

ハンガー干し

基本的にはほとんどの衣類はハンガー干しですが、ただハンガーにかければいいわけではなくコツがあります。

まず、シワを伸ばしてから干しましょう。シワを叩いたり、上下に振ったり、手でひっぱることでシワを伸ばすことができます。

ズボンなどは厚手のものが多く、ポケットの部分が乾きにくいので、裏返して干すと早く乾きます。

ハンガーで干すときは、5cm以上感覚を開けましょう。また、両サイドは長い衣類、真ん中は短い衣類にし、アーチ状に干すと早く乾きますよ。

平干し

ニットはハンガーで干すと伸びてしまうことがあります。お気に入りのニットが型崩れしないように、平干しにしましょう。

平干しの専用ネットがあればいいですが、ない場合はピンチハンガーの上を利用する、お風呂のフタの上など、平らに干せる場所を探しましょう。

つり干し

靴下やタオル、下着などはピンチハンガーを使ってつり干しをするといいでしょう。

ズボンやスカートなどのボトムスはハンガーでもいいですが、つり干しして筒状にしておくと、空気が内側にも流れるので乾きやすくなります。

まとめ

洗濯は忙しくてもこまめに行うのがポイントです。衣類を溜め込んでしまうと、汚れが落ちにくく、ニオイの原因にもなります。

また洗剤や柔軟剤は、多くても少なくてもメリットはほとんどありません。適量を使うようにしましょう。

普段の洗濯は標準でいいですが、おしゃれ着洗いのときは気をつけましょう。洗濯表示もしっかりチェックしてくださいね。

基本を守ればすっきりとした洗濯ができますよ!初心を忘れずに。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。