2022.02.21
結婚する、同棲を始める、友人と一緒に住むなど、二人暮らしをするときに買い替えを検討する家電といえば、冷蔵庫ではないでしょうか。
その他の家電はそのまま使えても、ひとり暮らし用の冷蔵庫では容量が足りなくなってしまうことも。
今回は二人暮らし用の冷蔵庫の選び方をくわしく解説していきます。最後におすすめの冷蔵庫もご紹介するので参考にしてみてください。
自炊をしっかりしたいので食材をストックしておきたい、週末にまとめて作り置きしたいという人は、300L台の冷蔵庫がおすすめです。
結婚して子どもが生まれる予定があるなど、家族が増える場合は400L以上がベスト。400L以上になると、さまざまな機能が搭載されていることが多く、選ぶ幅も広がります。まとめ買いをしたいという人は500L台もありです。冷凍保存することが多いという人は、400L台の冷蔵庫と、冷凍庫のみを購入するのもおすすめ。
料理をほとんど作る機会がないという人は、ひとり暮らし用の200L程度の冷蔵庫でも充分です。冷凍食品をストックしたい、宅飲みをするので飲み物をたくさん冷やしておきたいという場合は、料理を作らなくても300L以上の冷蔵庫の方が便利ですよ。
容量が同じでも、メーカーによって本体の大きさは異なります。アパートやマンションの場合は、設置するスペースが限られることが多いため、あらかじめ設置スペースの広さを測っておきましょう。
冷蔵庫は放熱スペースが必要なため、壁にぴったりとくっつけて置くことができない点も注意が必要です。最低でも10㎝程度は余裕をみなくてはいけません。
また、搬入経路の確認も忘れずに。エレベーターに乗せられなかったり、階段で上げられなかったりした場合、特殊な搬入方法になると別途料金が取られる可能性もあります。
冷蔵庫の扉には、片開き・両開き・観音開きなどがありますが、二人暮らし用の400L以下のものは、片開きがほとんどです。
片開きの場合、動線をよく考え右開き・左開きを選択しなければいけません。逆に開くタイプを選んでしまうと、かなり不便になってしまうので、よく動きをイメージして、コンセントの位置なども確認しておきましょう。
作り置きを冷凍保存したい、冷凍食品を買いだめしたいという人は、冷凍室の大きさもチェックしましょう。二人暮らし用の冷蔵庫は、冷蔵室・野菜室・冷凍室の3つに分かれているタイプが多いですが、メーカーによって部屋の大きさは異なります。
極端に冷凍するものが多いという人は、設置スペースは必要になりますが、冷蔵庫は普通のサイズを選び、冷凍庫だけのタイプをもう一台購入するという手もあります。
冷蔵庫は、一般的にエアコンや洗濯機の次に電気代のかかる家電といわれています。
冷蔵庫は休むことなく一日中動いているので、省エネ性能は電気代を抑える上で重要なのです。同じ容量でもメーカーによって差があるので、省エネ性能は必ずチェックしましょう。
絶対についていないと不便というわけでもありませんが、あると意外と使えて嬉しい機能もチェックしておきましょう。「こんな機能ついていたんだ…。知らなかった。」ではもったいないですよ。
水をタンクに入れてセットすると、自動で製氷皿に給水されて氷ができる機能です。作り忘れがないので、使いたいときにすぐに使用できるのもうれしいポイント。
水を入れすぎて氷が繋がってしまったという失敗もないので、とても便利ですよね。
冷蔵庫の上に物を置くことができると、スペースの節約になって嬉しいですよね。電子レンジなどを置きたいときは耐熱天板がついているか、また何℃まで、何kgまでOKなのか確認しましょう。
チルド室は約0℃で冷凍室よりも温度が低く、肉や魚などの生鮮食品や納豆、チーズ、バターなどを入れるのに適しています。
作り置きしたいけど凍らせると解凍が面倒という人は、チルド室を上手に使いましょう。
最近はチルド室とは別に、パーシャル室がついている冷蔵庫も増えています。約-3℃でチルド室よりも温度が低いですが、完全に凍結しないため、調理前に解凍する必要がなく、包丁で切れる絶妙な硬さを保てるのです。
メーカーによって性能が異なり、生鮮食品を凍らせずに数日保存できるタイプなど便利なものもあるので、ぜひ注目したいところです。
二人暮らしで小さめの冷蔵庫を選ぶと、野菜室がついていないことも。
野菜は冷蔵室があるから大丈夫と思っている人もいるかもしれませんが、野菜室は冷蔵室よりも少し温度が高く、さらに湿度も高く保てるようになっています。
常温で保存することができる野菜も、切ってしまうと劣化が早いので冷蔵庫に保存しなくてはなりません。二人暮らしは丸ごと野菜を購入するよりも、カット野菜を購入することが多いこともありますよね。
購入の際は、野菜室の有無やサイズも確認しておきましょう。
冷蔵庫の種類が豊富すぎて、どれを選んだらいいのかわからなくなってしまったという人のために、Haierで人気の二人暮らしにぴったりの冷蔵庫を3つご紹介します。
「JR-NF262」はスタイリッシュな2ドアタイプの冷蔵庫。
ソフト冷凍モードが搭載されているので生鮮食品の保存も便利。262Lとやや小さめですが、‐20℃~5℃まで1℃単位で温度調節が可能なセレクトゾーンがあるため、全体の約48%を冷凍室として使える優れものです。
冷凍室が広い、大きい冷蔵庫が欲しいけど置く場所が限られているという人にもうれしいですね。
「JR-NF326」は容量が326Lなので、「JR-NF262」よりもう少し大きい冷蔵庫がいい、置くスペースを確保できるという人におすすめ。
機能はセレクトゾーンなども搭載しているので「JR-NF262」と同じですが、冷蔵スペースが広くなるので、自炊をする人はこちらのサイズの方がいいでしょう。
「JR-XP1F34A」は二人暮らしでも余裕のある収納ができる340L。冷凍室は119Lと大容量なのもうれしいポイント。
ライフスタイルに合わせて設定できるマルチルームがあり、「パーシャルモード」「チルドモード」「野菜(冷蔵)モード」に切り替えが可能です。
ボトルラックがついているので、ワインなどお酒が好きな人にもおすすめ。空間を利用して綺麗な収納が叶います。
二人暮らしをするときに、ひとり暮らし用の冷蔵庫のままでも使えるのは、ほとんど料理をしない場合だけです。
また、人数が増えるのであれば、大きめの冷蔵庫を購入しておくといいですよ。
大きい冷蔵庫の方が高性能なので、便利な機能がついている冷蔵庫が見つかるかもしれません。ただし、設置スペースや搬入経路はしっかりと確認しておきましょう。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。