空気清浄機にかかる電気代はどれくらい?空気清浄機の電気代の節約ポイントも解説

2023.04.25

空気清浄機

部屋の空気を清潔に保ってくれる、空気清浄機。窓を開けることが難しく、換気ができない季節にも助かる便利アイテムです。

ニオイを感じるときだけではなく、ウイルスや花粉など目に見えないものをきれいにしてくれるため、基本的にはつけっぱなしにしている家庭が多いのではないでしょうか。

つけっぱなしにしていると、気になるのは電気代。
そこで今回は、空気清浄機の電気代はどのくらいなのか、また節約するポイントなどをくわしくご紹介します。

1.空気清浄機を使用するメリット

そもそも空気清浄機は、どのような働きをしているのでしょうか?

まずは、空気清浄機の電気代を確認する前に、使用するメリットを見ていきましょう。

1-1.アレルギー物質の除去

空気清浄機は、花粉やPM2.5、カビ・黄砂などの小さく目に見えないアレルギー物質の除去をしてくれます。

小さく軽いアレルギー物質は、歩いただけでも舞い上がりやすく、吸い込むとアレルギー性鼻炎や喘息、アトピー性皮膚炎など、さまざまなアレルギー症状を引き起こす恐れがあります。

花粉症に悩んでいる人は、花粉に強い空気清浄機もあり、重宝している人も多いのではないでしょうか。花粉対策の場合は、玄関に置くことで室内の花粉を減少させることができます。

アレルギー物質

1-2.ウイルス対策

特殊なフィルターを使用している空気清浄機や、イオンを発生させる機能が搭載されているタイプは、ウイルス対策にもなります。

ウイルスは非常に小さいため、すべてを除去できるわけではありませんが、高性能の空気清浄機を選べば、効果が期待できるでしょう。

カビ

1-3.ニオイの除去

空気清浄機は、タバコやペットのニオイなどを軽減する効果も。

タバコを吸わない、ペットは飼っていないという家庭でも、食事やゴミ、汗のニオイなどの生活臭を除去することができるので活躍すること間違いなしです。

ニオイ

2.空気清浄機にかかる電気代

結論からいうと、空気清浄機はつけっぱなしにしていても、あまり電気料金がかかりません。

空気清浄機の消費電力にもよりますが、一般的に適用畳数が20畳前後の場合、弱は5W程度、中は15W程度、強にしても90W以下のものがほとんどです。

電気料金は「消費電力(kW)×1kWhあたりの電気料金×時間」で求めることができます。

電気料金は、電力会社やプランなどで変わりますが、ここでは目安となる31円/1kWhで計算してみましょう。

具体例として、空気清浄機を15Wの「中」で使用した場合、一日の電気料金は以下の通りです。

0.015kW×31円×24時間=11.16円

一日中「強」で使用した場合でも、以下の通りです。

0.09kW×31円×24時間=66.96円

空気清浄機

3.空気清浄機の電気代を節約するポイント

空気清浄機はこまめに電源をON/OFFするだけでは、あまり節約効果がなさそうですね。

どんなことに気をつければ、電気代の節約につながるのかチェックしておきましょう。

3-1.こまめにフィルターは掃除する

空気清浄機は、フィルターを通すことで汚れを取り除いているため、定期的に掃除を行う必要があります。

とくにフィルターは、汚れがついたままにしていると、空気の通りが悪くなるため、余計な負荷がかかります。運転効率が下がるため、電気代がかかる原因になるのです。

掃除の目安は2週間に1回。フィルターは古くなってきたら交換も検討しましょう。

3-2.エアコンや扇風機などと併用する

エアコンや扇風機と空気清浄機を併用することで、空気の循環がスムーズに行われ、空気清浄機の効果も高まる傾向があります。

エアコンや扇風機と空気清浄機は、なるべく離して設置しましょう。風がぶつからないようにすることで、ホコリなどを吸い込みやすくなります。

3-3.適用畳数にあった機種を選ぶ

適用畳数にあった空気清浄機を選ぶことも大切です。

適用畳数が6畳程度の空気清浄機を、広すぎる部屋で使っても効果を実感できなくなってしまいます。また、適用畳数が30畳以上の空気清浄機を狭い部屋で使用するのも考えもの。効果はかなり実感できますが、消費電力が高くなるため、無駄な電気代がかかってしまうことも。

ただし、ペットを飼っている場合は、適用畳数が2~3倍あった方がいいといわれています。

3-4.置き場所を考える

空気清浄機は、他の家具や壁の近く、窓際など、吸気口が塞がれてしまうような場所に置くと、うまく吸入できず効果が半減します。

空気が循環するように、周りに何もない部屋の中央など、広いスペースに置くようにしましょう。スペースの確保が難しい場合は、ホコリなどが発生しやすい場所に置くのもおすすめ。

玄関に設置すれば、外でついたホコリや花粉、ウイルスなどを部屋の中に持ち込みにくくしてくれます。

空気清浄機の置き場所についてはこちらの記事でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

空気清浄機ってどこに置くのが正解?空気清浄機の置き場所について解説

空気清浄機

まとめ

空気清浄機の電気代は、一日中つけっぱなしにしても、あまりかかりません。メリットも多いので、電気代は気にせず使用できそうですね。

メーカーや機種によって、また電気会社やプランによっても変わってくるため、正確に知りたいという方は、自宅の空気清浄機の消費電力と料金を調べて計算してみましょう。

空気清浄機はこまめに電源を消しても、あまり節約効果は見込めないため、機能を落とさないようにこまめに手入れをしたり、置き場所の工夫をしたりしてみるといいですよ。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。