2022.07.15
暑い日が続くと「冷蔵庫は季節によって温度設定を変えた方がいいのかな…。」と疑問に思っている人も多いのでは?
もちろん「弱」の方が電気代はかからないので助かりますが、気温によって冷蔵庫の温度が上がるのであれば、食品が傷んでしまう可能性も。
今回は、夏の冷蔵庫の温度設定の仕方や、誰でもすぐにできる温度を上げないようにする方法などをくわしく解説していきます。
冷蔵庫の平均温度は、冷蔵室が2~6℃、チルドが0℃前後、野菜室が3~7℃、冷凍室が-20~-18℃となっています。ドアポケットは開閉するときに、外気に触れることが多いので、少し温度が高めです。
メーカーや機種によって差がありますが、日本工業規格(JIS)では、冷蔵室は0~10℃、冷凍室は-12℃以下で温度設定ができるようにと規定されています。
夏に近づき暑くなってきたら、冷蔵庫の温度設定を「強」にしましょう。反対に冬は「弱」、春や秋は「中」が目安です。
一日中エアコンをつけており、室温が変わらない場合は、夏でも「中」でOKですが、食品の量が多いときは「強」の方が安心です。
冷蔵庫に入れる量は、5割程度がベストです。
冷蔵庫に食材を詰め込みすぎてしまうと、冷気の通り道がふさがれてしまい、庫内に行きわたるまでに時間がかかってしまいます。
また、たくさんの物が入った冷蔵庫は何が入っているのかわからず、必要な物を探すのに時間がかかります。何度もドアを開閉したり、開けている時間が長くなったりすると、冷蔵庫内の温度がどんどん上昇してしまいます。
なるべく5割程度を心がけ、多くても7割に抑えましょう。
冷蔵庫のドアの開閉は最小限にしましょう。冷気が逃げて外気が入ることで、冷蔵庫内の温度が上昇します。
何を取り出すか決めてから、冷蔵庫を開けるクセをつけるといいですよ。
夏は常温で食品を出しておくと、腐ってしまうのではないかと心配になり、早めに冷蔵庫へ入れたくなります。しかし、温かいまま入れてしまうと、温度が上昇し他の食品が傷んでしまうことも。
料理は十分に冷ましてから、冷蔵庫を入れましょう。
冷蔵庫は外に熱を放出しているので、周りにスペースがないと熱がこもってしまい、冷えにくくなります。効率よく冷やすために、冷蔵庫は壁につけて設置するのではなく、最低でも左右5mm、上部50mm以上は余裕をもたせるようにしましょう。
冷蔵庫は一年中同じではなく、季節に合わせて温度設定が必要です。とくに暑い季節は、ドアの開閉の影響も大きく、すぐに庫内の温度が上昇してしまうため、基本的には「強」にした方がいいでしょう。
また、温度設定だけではなく、食材を詰め込みすぎないように気をつけるなど、日頃から温度を上げない工夫も大切。
正しい冷蔵庫の温度設定や温度を上げない工夫は、電気代の節約にも繋がるので、心がけてみてくださいね。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。