2024.07.31
カレーや肉じゃが、ポテトサラダなど、さまざまな料理に使われるじゃがいも。
茹でてバターと一緒になど、シンプルに食べるのもおいしいですよね。
じゃがいもは日持ちするイメージがあるので、特売で箱買いしているという人も少なくありません。
しかし、ダンボールにいれたまま、常温で保存していると、芽が伸びていたり、緑っぽく変色していたり、シワシワになっていることも。
今回は、おいしさを長持ちさせる、じゃがいもの正しい保存方法をくわしくご紹介します。
実はじゃがいもには、天然毒素が含まれています。
天然毒素は、芽や変色した皮、傷ついたじゃがいもの中で増え、食中毒の原因になることも。
じゃがいもは以下の点を確認してから、保存するようにしましょう。
上記のようなじゃがいもは、すぐに使用するか、皮の変色がひどい場合などはもったいないと感じるかもしれませんが処分してください。
使用する場合も、芽や変色している部分を食べてはいけません。
傷があるジャガイモはカビの原因にもなるので注意してください。
じゃがいもは基本的に常温保存でOKです。
スーパーなどで売られているときも、ほとんど常温で置いてありますよね。
気温や湿度の高い季節や用途によっては、冷蔵や冷凍で保存した方がいい場合もあるので、正しい保存方法を見ていきましょう。
じゃがいもを常温で保存するときは、温度は20℃未満の場所で、湿度が低く、光が当たらない場所を選びましょう。
光があたると芽が出やすくなったり、変色しやすくなったりします。
まずは、じゃがいもの土をペーパータオルで落とし、湿気を寄せ付けるのを防ぎます。水洗いはNGです。
土を落としたら、通気性のいい根菜用保存袋や紙袋に入れ、冷暗所で保存します。ビニール袋などは湿気がこもりやすいので、あまりよくありません。
りんごがあるときは、じゃがいもと一緒に入れると、エチレンガスで発芽を抑えてくれますよ。
保存期間は2~3ヶ月が目安。ときどき芽が出ていないか、変色していないかなどを確認し、紙袋が湿っているときは、交換してください。
基本的には常温保存ができるじゃがいもですが、夏場など気温が高くなると、芽が出やすくなるため、冷蔵庫へ入れましょう。
じゃがいもを冷蔵で保存するときは、冷蔵室ではなく、必ず野菜室へ。温度が低すぎると低温障害を起こします。
使いやすい数に分けて、新聞紙またはペーパータオルに包み、ビニール袋に入れてから、野菜室に保存します。保存期間は2~3ヶ月が目安です。
冷蔵したじゃがいもは、ブドウ糖や果糖が増えます。このブドウ糖や果糖は高温調理をすると、アクリルミアドという有害物質に変化します。
揚げる、焼くよりも、煮物にしたり、蒸したりした方がアクリルミアドの発生が抑えられるため、調理方法に注意しましょう。
じゃがいもは冷凍保存も可能です。皮をむき、棒状など細く小さいサイズにカットしましょう。
水にさらして、水気をしっかりと拭き取ったら、生のまま保存袋に入れて冷凍庫へ。保存期間は1ヶ月が目安です。
じゃがいもを皮つきのまま、また大きいサイズで冷凍すると、解凍する際に水分が失われて味も食感も落ちてしまいます。
生で冷凍する場合は、小さいサイズにカットすることが大切です。
じゃがいもを冷凍するなら、マッシュがおすすめ。加熱したじゃがいもが余ってしまったときも、マッシュにするといいでしょう。
保存方法は、マッシュしたじゃがいもを、ラップに包み、保存袋に入れて冷凍するだけ。使いやすいように小分けにしておくと便利です。
じゃがいもの味と食感をキープでき、サラダやコロッケなどさまざまな料理に活用できます。マッシュしたじゃがいもも、保存期間は1ヶ月が目安です。
野菜やハムなど他の具材を入れてしまうと劣化が早くなってしまうため、長持ちさせたい場合はじゃがいものみでの保存をおすすめします。
基本的に長期保存ができて、傷みにくいじゃがいもですが、以下のような状態のものは食べない方がいいでしょう。
芽や緑色の部分は、毒素であるソラニンが含まれています。もったいないという気持ちはわかりますが、上記のようなじゃがいもを食べると体調を崩す恐れもあるので諦めましょう。
じゃがいもは、基本的には常温保存でOKです。
ただし、保存する前に、芽が出ていないか、色が変色していないか、傷がついていないかの3点は、必ず確認してくださいね。
また、カットしたものは、常温では保存できないので注意しましょう。
じゃがいもはまるごと冷凍すると、食感が落ちてしまうので、マッシュポテトを作っておくと、さまざまな料理に活用でき、とても便利です。
じゃがいもをはじめ、野菜の鮮度を長く保ちたいという人は、冷蔵庫を検討してみるのもありですよ。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。