社員インタビュー

研究開発に、スピードと情熱を。挑戦できる環境がここにある

冷蔵庫の省エネに関する先行技術開発を担当。国内外の最新動向を取り入れた新技術の研究に取り組んでいます。入社の決め手は、スピード感を持って研究に挑める環境と、人の想いを尊重する穏やかな社風でした。現在はチームリーダーとして、メンバーの熱意を受け止めながら実用化に向けた開発を推進中です。日本で開発した技術をグローバルに提案・展開することを目指し、日々知識を吸収しながら研究に取り組んでいます。

冷蔵庫 先行技術職 Mさん

冷蔵庫 先行技術職 Mさん

Q. ハイアールアジアR&Dへの入社を決めた決め手は何ですか。

短いスパンで新しい技術に取り組めることです。
前職ではエアコンを冷やす仕組みの量産開発に従事していましたが、ルーチンワークが多く、なかなか冒険する機会がありませんでした。ハイアールアジアR&Dは、国内メーカーが強い家電業界の中で、新しい技術を短いスパンで取り入れて商品化しているグローバルメーカーなので、新しい挑戦ができると感じました。世界中から技術を集めて短期間で開発していくスピード感はグローバルだからこその強みだと感じています。
同時に、面接時の雰囲気がとても和やかであったことも決め手の一つです。応募したときの職種は量産開発だったのですが、面接を進めてお話しするうちに、「先行技術に興味があるなら先行技術にチャレンジしてみる?」というアドバイスから先行技術に配属していただきました。いわゆる「外資系メーカー」のイメージとは異なる、穏やかで柔軟な雰囲気がとても自分に合っていると思いました。

Q. 現在の業務を教えてください。

冷蔵庫に関する先行技術のうち、主に省エネに関する研究をしています。省エネは消費電力をいかに下げるかが課題で、例えば、ナノテクノロジーといった最先端技術を応用することで、省エネの実現が可能かどうかを研究しています。日頃から学術論文を探したり、学会・展示会で見つけた新技術を活用できるか検討するため、1人での研究・作業ももちろんありますが、チームで協力して情報収集することも多いです。数年かけて実用化可能な技術水準まで先行開発を進めたあと、量産開発に引き渡して商品に搭載することを目指します。
いま、ありがたいことにあるテーマではチームのリーダーをさせていただいています。ベテランの方の中で新参者である私がとりまとめることにプレッシャーを感じることもありますが、メンバーはそれぞれ大変な熱意をもって研究していますので、メンバーの想いを受け止め、チームが携わる研究がお客様に届くように日々奮闘しています。

Q. 仕事をするうえで大切にしている価値観を教えてください。

お客様が使いやすい製品を作ることがすべてだと思います。省エネに携わっているので、お客様が「あ、電気代安くなったな」と実感できることが大切です。
お客様第一であることは、R&Dの社員にとっても共通の価値観ですので、社員間のコミュニケーションでもベースになっています。
また、私自身はキャリアも浅くまだまだ新参者ですので、自分だけの答えで満足せず、周りの先輩たちにアドバイスや知見をいただき、貪欲に知識を吸収していくことを心がけています。

Q. ハイアールアジアR&Dではたらく魅力は?

まずは人柄です。優しくて仕事に情熱をもった方がたくさんおられます。冷蔵庫分野が未経験だった私でも冷蔵庫の新技術に取り組めているのは周りの方々のサポートがあってこそだと思います。
先行研究としてどんな突拍子もない提案をしても、真剣に受け止めていただけるので、のびのびと仕事ができている実感があります。
また、働く環境面では、年間休日が多く、有給休暇を取得しやすいことがとてもうれしいです。さらに、熊谷では実験室が広く、複数台の同時試験もできるので、研究するうえではとても働きやすい環境だと思います。

Q. グローバル企業ならではの魅力はありますか?

海外との技術交流と、本社のある中国のリソースを有効活用できることです。
ハイアールのグローバルリソースを活用して世界中の最新技術にアクセスできることや、海外の企業・大学との共同研究を進めやすい環境はグローバル企業ならではと思います。
同時に、日本の技術開発が得意とすることを再発見できます。例えば、冷蔵庫で使う断熱材は省エネ効果をもたらしますが、断熱材の厚みで扉なども厚くなってしまう弊害があります。日本は、住宅事情などから薄い断熱材の開発が進んでおり、品質が非常に高いです。日本の優れた技術力を、グローバルな技術交流を通じて知ることができます。

Q. これからの目標を教えてください。

目標は、自分が携わった新技術が製品に搭載されることです。
冷蔵庫の知見・経験を増やし、より自発的に提案ができるようになりたいです。
さらに、日本で開発した技術をグローバルに提案・展開することを目指しています。夢は大きく、世界制覇(世界中の商品に日本発の新技術を搭載)したいです。
先行技術は長い時間をかけて研究しているように見えますが、課題に取り組んでいると日々あっという間で、時間がどんどん過ぎてしまいます。時間を無駄にしないよう、がむしゃらに仕事に取組み、知見を広げていきたいです。