2023.07.24
洗濯機の掃除はどのくらいの頻度で行っていますでしょうか?一見すると洗濯機はいつでもきれいに見えますが、実は洗濯機は見えない汚れがたくさんあるのです。
今回は洗濯機の掃除をするタイミングや、洗濯機の掃除の仕方を洗剤別に分けてくわしくご紹介していきます。
洗濯機にも汚れはたまります。洋服についていた汚れやホコリはもちろんのこと、石鹸のカスや水垢、そしてカビなども発生するので掃除が必要なのです。いつも水が流れているから大丈夫と安心してはいけません。
洗濯機の掃除は月に1回するのがおすすめです。これから洗濯機の掃除方法をご紹介しますが、つけ置きする時間をのぞけば30分程度で完了します。
忙しく掃除が苦手という人でも、2ヶ月に1回は行いましょう。
洗濯機は期間の他にも掃除を判断する目安があります。
洗濯した衣類に黒いカビのようなものがついていたり、衣類や洗濯槽がカビ臭いと感じたりしたときは掃除をするタイミングです。
ちなみに使用年数によって洗濯機の掃除の回数が変わることはほとんどないといってもいいでしょう。とある調査では、新品でも5年でも10年でもカビは発生することがわかっています。
洗濯機の掃除には、さまざまな方法があります。今回は、塩素系クリーナー・酸素系クリーナー・重曹の3種類をご紹介します。それぞれメリットとデメリットがあるので自分に合った洗剤を見つけましょう。
塩素系クリーナーのメリットは殺菌力に優れていること。菌が気になるご時世にはありがたいですよね。
さらに洗剤を入れて洗濯機を回すだけで掃除が完了するという手軽さも魅力です。
デメリットは匂いが少々きつく、残っていると衣類を傷めてしまう可能性があること。塩素系クリーナーを使ったときはしっかりとすすぐのがポイントです。
酸素系クリーナーのメリットは泡立ちがよく、こびりついた頑固な汚れを落としてくれること。汚れが目に見えるので、綺麗になったことが一目でわかりすっきりします。臭いも気にならないのがうれしいポイント。
デメリットは殺菌効果や防カビ効果は塩素系にくらべると劣ります。また使えない機種もあるので要注意。
せっかく掃除をするなら汚れも殺菌効果も防カビ効果もほしいという人は、塩素系クリーナーと併用するといいでしょう。交互に行うのもいいかもしれませんね。
重曹は食品にも使われている成分なので、小さな子どもがいる、肌が弱いという人でも安心して使えるというメリットがあります。価格もお手頃なのもうれしいポイント。
重曹は酸素系クリーナーよりも汚れを落とす力や殺菌効果は落ちてしまい、またカビなどを剥がすような効果もないためおすすめはできません。また酸素系クリーナーと同じく、洗濯機の機種によって使えない場合もあります。
必要な道具
・塩素系洗濯槽クリーナー
塩素系クリーナーで掃除する場合は、これだけでOKです。手軽で便利ですね。
1.クリーナーを洗濯槽に投入する
洗濯機の大きさに合わせて適量のクリーナーを入れます。汚れをしっかり落とすためにも、ケチらずに分量は守りましょう。最近は1回使い切りサイズも多いです。
2.水を溜める
クリーナーを入れたら水を満水にします。
3.洗濯機を回す
洗濯機に洗浄コースがあるときは活用しましょう。ないときは標準で回せばOK。通常は1回でOKですが、臭いが気になる場合はもう一度回しましょう。終わったらしっかりとフタをあけて乾燥させれば終わりです。
入れて回すだけなので、時間がない人でもすぐにできますね。
必要な道具
・酸素系クリーナーか重曹
・ゴミすくいネット
・バケツ
酸素系クリーナーと重曹の掃除方法は一緒です。つけ置きをする時間が必要になるので、半日かかりますが、夜につけ置き前までを行って、寝ている間に汚れを浮かすと◎。
1.糸くずネットを取り外す
糸くずネットをつけたままだと、洗浄の邪魔になったり、ネットの中にゴミがたまってしまったりすることがあるので必ず外しましょう。
2.お湯を溜める
水でももちろん効果はありますが、40~50度くらいのお湯を使うと洗浄力がUPします。洗濯機によって熱いお湯は使えない場合があるので注意しましょう。
3.洗剤を投入する
適量の酸素系クリーナーまたは重曹を入れます。重曹は粉末であれば200g程度が目安です。
4.洗濯機を回す
手動設定で「洗い」だけを選んでスタートします。いつも使っている自動コースの洗いにすると、洗いのあとに「脱水」が始まります。
脱水になると洗浄液が排水されてしまうので、酵素系洗浄で必要な「つけ置き」が出来ません。
洗いは10分程度で一度止めます。酸素系クリーナーの場合、汚れがひどいと洗っている途中に泡があふれ出てしまう場合があるので、あふれそうになったときは一旦止めてバケツなどで泡や汚れをすくってください。
その後4~6時間放置。するとどんどん汚れや黒カビが浮いてきます。
5.もう一度回しゴミを取る
つけ置きが終わったら5分ほど回し、ゴミすくいネットを使って、浮いてきたゴミをすべて取ってください。面倒ですがしっかり取らないと洗濯機がつまり、故障の原因になります。
6.すすぎ洗い→ゴミを取るを繰り返す
その後は、洗濯機を5分程度回す→ゴミを取るという作業を、ゴミが出なくなるまで繰り返します。目に見えるゴミがなくなったら、糸くずネットを取り付けて脱水まで行います。すると目に見えないゴミを糸くずネットが集めてくれます。
糸くずネットのゴミを捨てて、乾燥するまでフタを開けて置けば掃除完了です。
1.取り外してゴミを捨てる
2.本体側を歯ブラシでこすり洗いする
糸くずネットやフィルタはお掃除のタイミングを洗濯機が教えてくれるものもあります。使い古しの歯ブラシで本体も取り外した部分もきれいにこすり洗いをしましょう。掃除するときはぬるま湯がおすすめ。
1.洗剤投入口を取り外す
2.40~50度のお湯で洗う
3.歯ブラシでこすり洗いする
洗剤投入口も汚れやすい部分。本体も取り外した部分もしっかりと磨きましょう。落ちにくいときは、歯ブラシに台所用の中性洗剤を少しつけてこすると綺麗になりますよ。
洗濯機は月に1回の掃除がベストです。また普段から使用していないときは洗濯機のフタは開けっ放しにして、洗濯槽には洗濯カゴのように洗濯するものをためこまず、湿気が発生しないような状態を保つことも大切です。少し面倒かもしれませんが、洗濯機の掃除は大切な衣類を綺麗にする大事な作業です。
この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。