空気清浄機の効果とは?除去できる汚れや換気との違い、効率的な使い方を解説

空気清浄機は本当に効果があるのか疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
空気清浄機は、空気中のホコリやニオイを取り除く効果が高く、快適な空間づくりに欠かせない家電の一つです。ただし、万能ではなく、換気とは明確に役割が異なります。
この記事では、空気清浄機が具体的にどのような効果を持つのか、換気との違いは何か、そして効果を最大限に引き出すための正しい使い方について解説します。
1.空気清浄機の主な3つの効果
空気清浄機の基本的な役割は、室内の空気を吸い込み、フィルターを通して汚れやニオイをこし取り、きれいな空気を部屋に戻すことです。
具体的には、主に以下の3つの効果が期待できます。

1-1.ハウスダスト・花粉・PM2.5の除去
最も基本的な効果は集塵です。空気中には、目に見えない微細な粒子がたくさん浮遊しています。
- ハウスダスト
ダニの死骸やフン、衣類の繊維クズなど
- 花粉・カビの胞子
スギやヒノキなど、季節ごとのアレルゲン物質
- PM2.5
大気汚染物質などの小さな粒子
空気清浄機は、フィルターによってこれらの物質を捕捉します。アレルギー対策や、小さなお子さまがいるご家庭での衛生対策として非常に重要です。
1-2.生活臭・ペット臭の脱臭
次に挙げられるのが脱臭効果です。お部屋には、さまざまなニオイの原因が存在します。
これらのニオイの元となる成分を、脱臭フィルターが吸着・分解することで、お部屋の空気をリフレッシュします。
特に、ペットと一緒に暮らしている方や、キッチンとリビングがつながっている間取りの方に効果的です。
1-3.浮遊ウイルス・菌の抑制
空気清浄機には、特定の技術を用いて浮遊ウイルスや菌の作用を抑制する機能が搭載されているものがあります。
これは病気を治療・予防するものではありませんが、お部屋の空間衛生を保つための対策として有効です。特に乾燥する季節や、家族が風邪気味のときなどに、安心感を高めるサポート役となります。
2.空気清浄機にできないこととは?換気との違い
空気清浄機は空気をきれいにしてくれますが、決して万能ではありません。
ここでは、空気清浄機にできないことと換気との違いを理解しておきましょう。

2-1.二酸化炭素の排出・酸素の供給はできない
空気清浄機は、二酸化炭素を排出したり、新しい酸素を取り込んだりすることはできません。
閉め切った部屋に長時間いると、二酸化炭素濃度が上がり、眠気や集中力低下の原因になることがあります。
新鮮な酸素を取り入れるためには、定期的に窓を開けたり換気扇を回したりして換気を行うことが必須です。空気清浄機と換気は、セットで行いましょう。
2-2.付着した汚れの除去
空気清浄機が吸い込めるのは、空気中を浮遊している汚れだけです。
床や家具、布団などにすでに落ちて付着してしまったホコリや髪の毛を吸い取ることはできません。
床に落ちた汚れは、掃除機やフローリングワイパーなどを使って掃除をする必要があります。
3.空気清浄機の効果を最大化する5つのポイント
せっかく性能の良い空気清浄機を使っていても、使い方が間違っていると効果が半減してしまうことがあります。
ここでは、空気清浄機の効果を最大限に引き出すための5つのポイントをご紹介します。
3-1.24時間つけっぱなしにする
ホコリなどの汚れは、人が動いたりドアを開閉したりするたびに舞い上がります。
「空気が汚れた時だけつける」という使い方では、舞い上がったホコリをキャッチしきれず、床に落ちてしまう可能性があります。
空気清浄機は、24時間常に稼働させておくのがおすすめです。
電気代が心配という方もいるかもしれませんが、最近の空気清浄機は省エネ性能が高く、つけっぱなしにしても電気代はそれほど高くありません。常に空気を循環させ、汚れを素早くキャッチできる状態にしておきましょう。
3-2.部屋のサイズに合った適用床面積を選ぶ
空気清浄機には適用床面積(適用畳数)というスペックがあります。これは30分で空気をきれいにできる広さの目安です。
効果をしっかり感じたい場合は、実際に使用する部屋の広さよりも、広い畳数に対応したモデルを選ぶのがポイントです。
例えば、8畳の部屋で使う場合、10畳以上の適用床面積を持つ機種を選ぶと、清浄スピードが早くなり、花粉やニオイが広がる前に素早く除去できます。
3-3.吸気口を塞がない場所に置く
空気清浄機は、どこに置くかによって効果が変わります。
最も重要なのは、吸気口や吹出口を塞がないことです。壁や家具から少し離して設置し、空気が循環しやすい場所を選びましょう。
また、対策したい汚れによっておすすめの場所が異なります。
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花粉対策: 玄関や部屋の入り口
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ホコリ対策: 部屋の壁際
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ニオイ・ウイルス対策: エアコンの対角線上など、空気が混ざりやすい場所
3-4.サーキュレーターやエアコンと併用する
空気清浄機だけでは、部屋全体に空気を届けるのが難しい場合があります。
サーキュレーターやエアコンを併用して部屋全体の空気を動かすことで、遠くにある汚れた空気も空気清浄機の方へ流れやすくなり、効率がアップします。
3-5.定期的なフィルター掃除・交換
フィルターにホコリがびっしり詰まっていると、空気を吸い込む力が弱まり、清浄能力が低下します。また、放置するとカビやニオイの原因になることもあります。
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プレフィルター(外側の網): 2週間に1回程度、掃除機でホコリを吸い取る
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集塵・脱臭フィルター: メーカー推奨の期間で交換する
定期的にお手入れすることで、効果を維持することができます。
4.自分に合った空気清浄機の選び方
自分に合った空気清浄機を選ぶためのポイントをご紹介します。
4-1.重視する機能で選ぶ
空気清浄機には、空気清浄機能だけの単機能タイプと、加湿機能がついた加湿空気清浄機などがあります。
乾燥も気になる場合は加湿機能付きが便利ですが、お手入れの手間が増えるデメリットもあります。
「とにかくホコリを取りたい」「ペットのニオイを消したい」など、自分が何を一番解決したいかを明確にして選びましょう。
4-2.メンテナンスのしやすさ
毎日使うものだからこそ、お手入れのしやすさは重要です。
フィルター交換が10年不要というモデルもあれば、定期的に交換しなければいけないモデルもあります。また、パネルを開けずに掃除機で吸うだけでOKな機種など、自分が続けられそうなメンテナンス性のものを選ぶと、長く快適に使えます。
まとめ
空気清浄機は、集塵や脱臭において優れた効果を発揮し、目に見えない汚れから私たちを守ってくれる頼もしい家電です。ただし、二酸化炭素を排出することはできないため、定期的な換気と組み合わせて使うことが大切です。
効果を最大限に引き出すためには、24時間つけっぱなしにすることや、実際の部屋よりも広い適用畳数のモデルを選ぶこと、そしてこまめなフィルター掃除を欠かさないことが重要です。
これらのポイントを意識して、ぜひお部屋の空気を常にクリーンで快適な状態に保ってください。