インタビュー

開発者インタビュー おいしさが見える冷蔵庫Delie

2020.12.24

業界初の冷蔵室から野菜室を見渡すことができる大型冷凍冷蔵庫『Delie(デリエ)』
Delieに込められた想い、開発の裏側に迫ります!

2019年11月に発売された、AQUA冷蔵庫「Delie(デリエ)」。「おいしさが見える冷蔵庫」をコンセプトに、今までありそうでなかった冷蔵庫が開発されました。
今回は、Delie(デリエ)の企画・開発に関わった安さんと塚原さんにインタビュー。Delie(デリエ)のコンセプトから開発のきっかけや開発の裏話を探りました。

安 英蓮(アン エイレン):2015年入社。ハイアールアジアR&D株式会社 冷蔵庫商品開発本部 商品企画グループ。Delieの企画に携わる。

塚原 紘也(ツカハラ コウヤ):2011年入社。ハイアールアジアR&D株式会社 冷蔵庫商品開発グループ。Delieの開発に携わる。

Delie(デリエ)に込められた想いと特徴。ありそうでなかった冷蔵庫を実現

Delie series
━━まず最初に、AQUA冷蔵庫「Delie(デリエ)」のコンセプトや特徴を教えてください。

安:コンセプトは「おいしさが見える冷蔵庫」です。Delie(デリエ)があることでおいしい(Delicious)暮らし(Life)が広がっていく(Extend)、この3つの単語をつなげて「Delie」と名付けました。
また、”家”での時間を、もっと”おいしい”ものにしていただきたいとの願いから、英語の「Delicious」と日本語の家(ie)を組み合わせた言葉でもあります。
新製品Delie(デリエ)には大きく3つの特徴があります。
まずは、「スリムで大容量」であること。430L(3~4人向け)と458L(4~5人向け)の2つのラインナップになりますが、どちらも”幅60cm”と、一般的な冷蔵庫と比較しても、とてもスリム。”150Lの冷凍室”を持ち合わせており、「限られたスペースで有意義に使う」ことを実現しました。

2つ目は「冷凍しても食材の新鮮さが失われない」ことです。通常の冷凍室では、食材を一度冷凍してしまうと鮮度が損なわれてしまいますが、Delie(デリエ)は食材の鮮度を保ったまま長い時間に渡り、保管できます。

3つ目は「見える野菜室」。冷蔵室の扉を開けると”野菜室”まで見渡せるようになり、わざわざ野菜室の扉を開けなくても、「野菜がどれくらい残っているのか?」が一目でご確認いただけます。

Delie series
━━ありがとうございます。他社製品と比べて、Delie(デリエ)との大きな違い は何ですか?

塚原:Delie(デリエ)では「おいシールド冷凍」と言う、食材の鮮度を保たせる技術を搭載しています。
例えば、余った野菜を冷凍した際、通常の冷凍庫であれば霜がついてしまいますが、Delie(デリエ)は”霜がつきにくく”鮮度を維持することが可能です。
これは私たちが独自で開発した「ドリップ抑制機能」という技術を用い、霜取り運転時に起きる”温度差の変化”を防ぐことで実現しました。

Delie(デリエ)が生まれた背景にあった「週末のまとめ買い」と「作り置き」

━━では次に、Delie(デリエ)が生まれた背景をお聞きしたいです。

安:日本では”共働き世帯”が急増し、年々右肩上がりに増加しています。
それに伴い、少しでも家事の負担を減らしたいので「週末のまとめ買い」や「作り置き」のニーズが高まりました。
先述したように、Delie(デリエ)の大きな特徴として「スリムで大容量」「冷凍しても食材の新鮮さが失われない」「見える野菜室」の3つがあります。
これらはすべて、”週末のまとめ買い”や”作り置き”のニーズに応えるべく開発されました。
・スリムで大容量:(ニーズ)限られた住宅スペースの中で、まとめ買いしたすべての食品を保管したい
・冷凍しても食材の新鮮さが失われない:(ニーズ)極力おいしさをキープしたまま保存したい
・見える野菜室:(ニーズ)残っている野菜が何かをこまめに把握したい

Delie series
━━ありがとうございます。お聞きしたところ「見える野菜室」にも、かなりのこだわりがあったみたいですね。

安:そうですね。”見える野菜室”が生まれた経緯として、「野菜のロス」を解決したかったからです。
一般的な冷蔵庫の場合、野菜室は1番下に設置されていますよね。そのため、在庫確認の回数も減ってしまいます。その結果、知らず知らずのうち野菜が腐ってしまい、結果的に野菜のロスに繋がっていました。
一方でDelie(デリエ)の場合は、冷蔵室を開けるたびに野菜室が見れるので、”野菜室を見る習慣”が必然とつきます。
食品ロスを防ぐだけでなく、「余った野菜で何か料理は作れないかな?」と考えられるようになるので、バランスの取れた食生活にも繋がります。

野菜室なのに野菜がない!?ユーザーの声が何よりも力になった

━━ここからは、より開発の裏側をお聞きしたいです。先ほど、お客様の要望について触れていましたが、どのようにしてニーズ発掘をしていますか?

安:市場調査や他社動向を適宜チェックしており、その結果を都度社内に共有しています。加えて、年間の取り組みとして「アイデア会議」を開催し、次商品のブレストも行っています。
また、すでに弊社製品を使ってくださっている”ユーザーからの声”も見逃せません。
「愛用者登録」といって、ユーザーが「弊社製品の使ってみた感想」を気軽に投稿できるページがあります。
愛用者登録に書かれているユーザーのフィードバックをもとに、既存製品で気に入って頂いている点や課題点を洗い出し、次製品の開発に向けて参考にしています。
実際にDelie(デリエ)を企画する際にも、ユーザーの潜在ニーズをもとに「どうやったら解決できるのか?」を追求しました。
そこで、”見える野菜室”や”スリムで大容量な冷蔵庫”といった、大まかな方向性が見えてきたので、開発部と力を合わせて形にしていきましたね。

━━なるほど。分析している際、意外な発見などはありましたか?

安:ユーザーからの声で発見したのですが、意外なことに野菜室に野菜を入れていないケースが多かったんです。例えば、飲み物や調味料を入れている人も多くて。「そんな使い方もあるんだ」と、眼から鱗でしたね。
分析をもとに、より多くのユーザーの生活に合うよう、実際にドリンクや調味料の規格を参考にして、開発しました。

塚原:あとは、野菜を直接入れて保存しているわけではなく、小分けに切ったものをジップロックに入れて、野菜室に保管している方もいらっしゃいましたよね。
”野菜室”と言っても、使い方は十人十色なんだと実感しました。

”大容量”と”省エネ”のジレンマ。妥協しないことで、トップクラスを目指したかった

Delie series
━━Delie(デリエ)の開発にあたって大変だったことも沢山あったと思います。ここだけの話、「ここが本当に苦労した」といった、ぶっちゃけ話をお聞きしたいです(笑)。

塚原:そうですね……。まず、Delie(デリエ)のコンセプトである「大容量冷凍室」と「省エネ」の両立には苦労しました。通常、400L帯の大きな冷蔵庫となると、どうしても省エネに不利なんです。
ただ、企画部門からは「150L以上の冷凍室を保ったまま、どうしても作りたいんです!」という結構無茶な要望がありまして(笑)。
結果的には真空断熱材を大きくし、我々の技術を組み合わせて、なんとか実現できました。完成したDelie(デリエ)を見た時に、「ここまで来たんだな……」と感動しましたね。

安:いろいろと無茶を言ってすみませんでした……。今回のDelie(デリエ)もそうですが、企画部門と開発部門が何度も話し合いを重ねて開発しました。
時には壁にぶつかることもありましたが、妥協したくなかったのは「400L帯冷蔵庫の中で、トップクラスを目指したかったから」です。妥協しないことで、ユーザーが求める冷蔵庫ができると確信していました。
紆余曲折を経ましたが、ユーザーから「すてきな冷蔵庫をありがとうございます!」と言っていただけたので、とても感慨深いです。
現在、新型コロナウイルスの影響もあり、より”まとめ買い”のニーズが高まっています。Delie(デリエ)を使うことで、おいしいをキープしたまま召し上がっていただけるので、ぜひこの機会にご利用いただけるとうれしいです。

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