冷凍庫でペットボトル飲料を早く凍らせるためのコツや冷凍をする時の注意点を解説

2024.02.28

暑い季節やお風呂あがりに冷たいものを飲みたいと思ったときに、飲み物が冷えてなくてがっかりした経験がある人も多いのでは?

今回は完全にペットボトルを凍らせたい、早く凍らせたいなど、ペットボトルで冷凍したいときの便利なテクニックもくわしく解説します。

1.冷凍庫でペットボトル飲料を冷やす時間は?

1-1.おいしく飲める温度まで冷やす場合

ビールやジュースが美味しいと感じる温度は約8℃といわれています。

500mlのペットボトルを8℃になるまで冷やすには、冷蔵庫に入れた場合は4時間程度かかってしまいますが冷凍庫で冷やせば驚きの早さ。

冷凍庫の温度や飲み物の種類によりますが、冷凍庫でペットボトルを8℃まで冷やすのにかかる時間の目安は

・500ml:30分

・1L:1~2時間

・2L:2~3時間

となっています。

水やお茶はそのまま凍ってしまっても多少膨らむ程度で無事なことが多いですが、炭酸飲料はうっかり凍らせてしまうと破裂する危険性があるので気をつけましょう。

1-2.凍らせる場合

冷凍庫で飲み物が完全に凍るまでにかかる時間の目安は

・500mL:6~8時間(凍り始めるのは約4時間)

・1L:8~10時間(凍り始めるのは約7時間)

・2L:10~12時間(凍り始めるのは約10時間)

となっています。

完全に凍らせた飲み物を持って出かけたいという場合は、寝る前には冷凍庫に入れておきましょう。

2.ペットボトル飲料を凍らせるコツやポイント

2-1.もっと短時間で冷凍したい場合

冷凍したいペットボトル飲料に、濡れタオルや濡らしたキッチンペーパーを巻くと早く凍らせることができます。気化といって水分がペットボトルの熱を奪ってくれる現象が起こるので早く凍るのです。

熱伝導率のいいアルミホイルを巻くと冷やすのも早く凍らせることができますよ。

「早く冷凍したいけどたくさんの量が必要」というときは、小分けにしましょう。2Lを凍らせるのではなく500mlを4本凍らせた方が早いです。

2-2.冷凍した飲み物をすぐに飲む方法

冷凍したペットボトルの飲み物がすぐに飲みたいというときは、直射日光に当てたり、お湯をかけたりという方法は急激に温度が変わるため、ペットボトルが破損する恐れがあるので風通しのいいところに置くのがベスト。

しかし、もっと早く飲みたいといつも感じるのであれば、「半分」凍らせるという方法があります。

ペットボトルを半分だけ凍らせる方法

1.ペットボトルの中身を別の容器に半分入れます。

2.容器に入れた方は冷蔵庫で冷やし、半量入ったペットボトルはキャップを上の方に向けて斜めに置いて凍らせます。上手く斜めにならないときはタオルなどをまるめて置くといいですよ。

3.飲むときに冷凍庫からペットボトルを取り出し、冷蔵庫に冷やして置いた飲み物を戻します。

こうすることですぐに飲むこともでき、お茶やジュースの場合は濃い部分が先に溶けだしてしまい、先に飲んでしまうと最後は味がとても薄いという状態になってしまうのを防ぐことができます。

3.冷凍庫でペットボトル飲料を凍らせる際の注意点

3-1.炭酸飲料の冷凍はNG

1-1.おいしく飲める温度まで冷やす場合でも触れましたが炭酸飲料は冷凍するとペットボトルが破裂することがあるので凍らせるのはNGです。

万が一破損しなかった場合も、溶かして飲むと味が変わってしまうので美味しく飲むことができません。

3-2.完全に凍らせる場合は少し減らしてから

凍らせると液体は体積が増えます。そのため買ってきたペットボトルをそのまま凍らせてしまうと、ペットボトルが膨張してしまい、ラベルなどが剥がれるだけでなく破損する場合も考えられます。

完全に凍らせるときは、少しだけ減らしてからにしましょう。目安は「一口飲む」程度でOKです。

3-3.ペットボトルの再利用は避ける

ペットボトルはプラスチック素材のため熱消毒ができません。一度使ったものには雑菌が残っていることもあるので、繰り返しペットボトルを冷凍することはやめましょう。

まとめ

暑い季節にうっかり飲み物を冷やし忘れたときは、今回ご紹介した時間を参考に冷凍庫を活用してみてください。

ペットボトルの飲み物を半分凍らせる方法は、外出先でキンキンに冷えたものを飲みたいときに役に立ちますよ。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。