2022.03.14
空気清浄機をつけていても、目には見えないものをきれいにしているので、はっきりと効果が実感できないという人もいるのではないでしょうか。
あってもなくても一緒であれば、電気代もかかるので、わざわざつけなくてもいいのではないかと思ってしまうこともありますよね。
しかし、空気清浄機は見えないところで、さまざまな効果をもたらしてくれています。
今回は空気清浄機を使用することで期待できる効果や、より一層効果を高める使用方法をくわしく解説します。
空気清浄機は、視界から得る情報が少なくても、さまざまな効果を発揮しています。
空気清浄機の使用で期待できる効果は、主に4つです。
ハウスダストとは、1mm以下の目には見えない小さなホコリのことです。ダニの死がい・黒カビ・細菌などを含むハウスダストは、小さいため空気中に舞いやすく、体内に入り込みアレルギーを引き起こすことも。
空気清浄機を使用すれば、目には見えないハウスダストもしっかりとキャッチしてくれます。とくにアレルギー症状に悩まされている人や喘息がある人は、効果がより実感できるでしょう。
花粉は衣服などについてしまうので、室内に持ち込んでしまうことが多いです。
花粉は空気中に舞いやすいので、そんなときにも空気清浄機が大活躍。
ホコリだけではなく、花粉もしっかりとキャッチしてくれます。
花粉同様にウイルスも衣服などに付着し、室内に持ち込んでしまうことも。
空気清浄機には、ウイルスを抑制する効果があるタイプもあります。高性能なフィルターが必要なため、メーカーによって効果に差があり、すべてのウイルスを除去するわけではありませんが、リスク軽減になることは間違いなしです。
空気清浄機を使えば、部屋の中にこもりがちな、タバコやペットのニオイ、洗濯物を部屋干ししたときに起こる生乾き臭、生ごみのニオイなども除去できます。
自分だけではなく来客があるとき、空気清浄機があれば快適な空間を提供できるので安心ですよね。
外出から帰ってきたときやニオイが気になるときだけに空気清浄機をつける人もいますが、基本的には常に電源を入れておいた方が効果的です。
ハウスダストは一日中部屋に舞っています。電気代が気になるかもしれませんが、一般的に空気清浄機は24時間つけっぱなしの状態であることを想定して作られているので、気にするほどかかりません。
ただし、窓を開けて換気をするという場合は、空気が循環するので空気清浄機の電源は切りましょう。
空気清浄機の吸い込み口や吹き出し口に、障害になるものがあると、効果を充分に発揮できません。
空気清浄機と壁との間隔は30cm程度開けるようにし、周りにものは置かず、家具からも離して置くのがポイントです。
空気清浄機は、定期的に掃除が必要です。そのまま使用し続けると、嫌なニオイが発生することも。
集じんフィルターや脱臭フィルターは、掃除機でゴミやホコリを吸い取りましょう。2週間に1回程度が目安。汚れがひどくても水洗いは厳禁です。
集じんフィルターは、静電気を利用してホコリや花粉などを吸着させているため、水に濡らしてしまうと、性能が圧倒的に下がってしまいます。また、型崩れを起こし使用できなくなってしまうこともあるので、どんなに汚れていても水洗いはNG。改善されないときは、フィルターを交換するサインです。
加湿機能がついている場合は、加湿フィルターと水タンクの掃除も定期的に行いましょう。
空気清浄機は吸引力が弱いので、より効率的に使用するにはサーキュレーターやエアコンと併用するといいですよ。
サーキュレーターを使用するときは、空気の流れに合わせて空気清浄機を設置しましょう。
エアコンは、季節や風速によって空気清浄機の場所を変えるのがポイント。夏の場合は風速が強いときはエアコンの対角線上に、弱い風速にするときは真下に空気清浄機を設置します。
冬の場合は逆。風速が強いときはエアコンの真下に、弱い風速にするときは対角線上に空気清浄機を設置します。
冷たい空気は下に、温かい空気は上に行く性質を利用して設置すると効果的です。
空気清浄機は、目には見えなくてもさまざまな効果があります。ホコリだけではなく、花粉やウイルスなども低減・除去してくれます。
基本的には一日中つけっぱなしにすることで、きれいな空気を保つことができるので、換気をするとき以外は電源を入れておきましょう。
また、より効果的に使用するためにも、定期的な掃除を心がけ、置き場所も工夫してみてくださいね。