失敗しない冷凍庫の選び方!初めて購入する方へ詳しく解説

2021.02.26

「冷蔵庫の冷凍室はいつもパンパンだから、新しく冷凍庫を冷蔵庫のサブとしてほしい!でも冷凍庫ってどういう観点で選べばいいのかわからない」と思われる方もいるのではないでしょうか?

今回は冷凍庫の選び方のコツや、おすすめの冷凍庫をご紹介していきます。

 1.冷凍庫を選ぶときにチェックすべき8つのポイント

 1-1.特徴の違う2種類の冷却方式

まず冷凍庫で注目したいのが冷却方式。直冷式とファン式の違いを見ていきましょう。

静かで消費電力も少ない直冷式

直冷式は冷却器から出た冷気が自然と冷凍庫内に広がるタイプです。ファンを回さないので静かで、電気代も少なく済むのが嬉しいポイントキッチン以外の場所に置きたいときも音が気にならないのでおすすめです。

ただし、庫内の水分も凍ってしまうので霜がつきやすいのが難点。霜取りをするたびに冷凍庫を冷やし直さなければいけないのも少し手間がかかります。自然と冷気が対流するので、場所によって温度が違うといった現象も起こります。

均一に冷やせて、お手入れのラクな直冷式

ファン式は冷却器で作られた冷気をファンでムラなく庫内に送るので隅々まで温度が一定自動で霜取りをしてくれるものが多いのでお手入れも簡単です。

ただし、ファンの音が気になることや、ファンを回す電力が必要なので、電気代が少し高め。お手入れが簡単なことを考えると時間の節約にはなるので、電気代はそんなには気にならないかもしれませんが、音は注意が必要です。

 1-2.冷却温度が好みで設定できるか

冷凍庫は、冷凍だけではなく幅広い温度に対応できるタイプを選ぶと◎。

冷凍庫として使うときは-20℃~-18℃ですが、冷蔵室の3~4℃、チルドの0℃、野菜室の7℃くらいなど調整できるとさまざまな使い方ができるのでとても便利です。

 1-3.庫内の容量が用途にあっているか

冷凍庫の容量は10Lほどの小さいものから、500Lほどの巨大なものまでたくさんの種類があります。当たり前ですが、自分が入れたいものをよく考え、ちょうどいいサイズを選びましょう。小さすぎるともちろん入らないですし、逆に大きすぎて隙間ができすぎても冷却能力が落ちてしまうことも。

釣りなどが趣味で大きな魚を入れたい、冷凍庫として使わないときや、ワインや日本酒などお酒の瓶が入るサイズがいいというときは、仕切りが少ない200L程度のものを選ぶといいでしょう。アイスや冷凍食品、作り置きおかずなど、小さなものが多い場合は、40L程度で充分。前開きで棚や仕切りが多いものがおすすめです。

 1-4.設置場所に放熱スペースを確保して収まるか

冷凍庫は放熱スペースを確保する必要があります。本体を置くスペースに加えて、冷凍庫の左右は5mm以上、上部は50mm以上の空きスペースが必要です。さらに背面も壁から少し離して設置しましょう。

 1-5.ドアの向き

 前開きのドアタイプ

ドアタイプのメリットは、すぐにどこに何が入っているのかわかること。奥にあるものも取り出しやすく便利です。

一方デメリットは扉があくためのスペースが必要になります。また右開きと左開きが選べるタイプであれば自分の動線に合わせて購入できますが、左右どちらか1つのモデルしかなく、自分が欲しい冷凍庫が動線と合わないこともあります。

 上開きのチェストタイプ

上開きのチェストタイプのメリットは、冷気は下に流れる性質があるため、温度変化が少なく鮮度が保てること。肉や魚をたくさん冷凍したいという人におすすめです。

一方デメリットは奥のものが取り出しにくいこと。よく使うものはカゴや仕切りなどを使って上部に置くようにするといいでしょう。

 1-6.静音性

冷凍庫は庫内を冷やすときの駆動音やファンの音、自動霜取り機能が動いているときの音など、個人差はありますが敏感な人はうるさいと感じてしまうこともあります。また近すぎると振動が気になることも。

基本的に冷凍庫の音のレベルは表示されていますが、実際に使ってみないとわからないことも多く、静かでも不快な音に感じるといったこともあるので、口コミなどを参考にするといいかもしれません。特に寝室やリビングに置く場合は、静音設計をされているものを選びましょう。

 1-7.省エネ性能

冷蔵庫のサブとして冷凍庫を使う場合は、電気代が気になりますよね。いくら買いだめして節約しても、電気代が増えてしまっては本末転倒。

省エネ性能がいいものを選んだ方が、冷凍庫の本体価格が多少高くても長い目で見るとお得です。丁寧に年間消費電力量が記載されている冷凍庫もあるのでチェックしてみましょう。

 1-8.耐熱トップテーブルがあると便利

前開きのドアタイプの冷凍庫の場合、耐熱トップテーブルがついていると、上に電子レンジや炊飯器など他の家電が置けるので、スペースを有効活用できます。

ただし、オーブントースターなど耐熱の温度を超えてしまう家電もあるので要注意。説明書をよく見ておきましょう。

 2.おすすめの冷凍庫3選(Haier)

 2-1.前開き式冷凍庫 JF-NUF138

スリムで置きやすい「前開き式冷凍庫 JF-NUF138」。ファン式の冷凍庫で、急冷凍モードがついているので、肉や魚の鮮度を保ったまま手早く凍らせることができるのも魅力的。引き出しタイプの透明なバスケットが4つついているので整理整頓ができて、どこに何が入っているのかすぐにわかります。

冷凍庫の全面にタッチパネルがついており、ドアを閉めたまま温度調整ができるのも便利です。冷凍庫の上には電子レンジなどが置ける耐熱性能天板を使用しています。

JF-NUF138B

2-2.上開き式冷凍庫 JF-MNC319

「上開き式冷凍庫 JF-MNC319」は、移動に便利なキャスター付きのたっぷり入る319L。小物用のバスケットもついています。大きいですが直冷式なので運転音も気になりません。

急いでいるときは急速冷凍モードが便利。-16℃~-24℃まで、1℃単位で温度設定ができる優れものです。冷気が逃げにくい構造になっているので、沢山の量を長期保存をしたい人におすすめの冷凍庫です。

JF-MNC319A

2-3.上開き+ひき出し式冷凍庫 JF-WND120A

「上開き+ひき出し式冷凍庫 JF-WND120A」はハイアールのオリジナルモデル。上段は上開き、下段はひき出しの2段構造になっているので、出し入れがしやすく、上段は冷蔵として使うこともできる万能な冷凍庫です。2ℓのペットボトルも縦に入るので、暑い夏はドリンク専用の冷蔵室として使うのもいいですね。

完全に別室になっているので、におい移りが気になるときにも分けて収納できます。

JF-WND120A

まとめ

冷凍庫があると、買いだめや作り置きができるので、何度もスーパーへ行かず無駄遣いも減り、時間も節約できるのでいいことだらけ!選び方のコツがわかれば失敗はしません。あなたに合った冷凍庫を探してみてください。

この記事でご紹介した内容は、家電製品に関連する一般的な情報をまとめたものであり、全てのメーカー、全ての製品に該当する内容ではございません。また、各メーカーや製品によって定められた取扱方法やメンテナンス方法と異なる対応をした場合は、安全性や品質保証を損なう可能性もございます。詳細はメーカーのサポートセンター、 またはプロの技術者にご相談していただくことを推奨いたします。