2023.01.26
近畿大学経営学部松本ゼミとHaier Japan Regionの連携による「Z世代が作るパーソナライズ冷蔵庫」に関するビジネスコンテストの最終発表会を2023年1月18日(水)に近畿大学東大阪キャンパスにて開催しました。
ビジネスコンテストのテーマは「冷蔵庫をデコろう!魅せる!ハイアール!」です。Haierの新生活モデルの冷凍冷蔵庫にデコレーションを行い、 Z世代が魅力的に感じ使ってみたいと思うオリジナリティ(パーソナライズ)があふれる冷凍冷蔵庫のデザイン企画を近畿大学の学生に行っていただきました。
ハイアールジャパンセールス株式会社から3名の社員が審査員として参加し、発表会のはじめに今回のビジネスコンテストの企画説明を行いました。
書類選考で選ばれた近畿大学の学生10チームから企画のプレゼンテーションをしていただきました。
冷蔵庫のデコレーションデザインを考えてもらうだけでなく、冷蔵庫を使用する具体的なユーザー像や冷蔵庫を設置する部屋の空間コンセプト等から考えてもらい、デザイン案に落とし込んでいただきました。
ゲームを趣味とするユーザーをターゲットにし、ゲーミングチェアのデザイン等と統一感が出るデザインを採用した「ゲーミング冷蔵庫」やアウトドア派の男性をターゲットにし、自ら冷蔵庫にエイジング加工を行うことができる付属品をセットにした企画等、学生ならではのユニークな発想で提案いただきました。
プレゼンテーションをした10チームの企画の中から「Haier賞」を2チーム決定し、ハンディクリーナーと無水かきまぜ自動調理器を授与し、参加しましたハイアールジャパンセールスの社員より講評をいただきました。
「ペルソナの設定をリクエストしたが、1番考えるのが大変だったのではないかと思う。様々な年代のペルソナを設定して提案してもらったが、私たちの年代とZ世代の皆さんの年代で考える視点が違い、興味深く勉強になった。」
「皆さんの企画の発想は面白くとても参考になり、商品企画でヒントになることが多数あった 。スマートフォンと連動させるIoT家電の提案もあったが、将来的にそのような家電も作ることができたら面白いと感じた。」
「ターゲットが明確になっていることは商品を開発するにおいて非常に重要なこと。皆さんの提案はペルソナの設定がしっかりできている提案だった。「自分らしさ」や「インテリア・趣味に溶け込ませる」という考え方がZ世代の皆さんの共通のベースとなっているのだと感じた。」
最後に共創工房プロジェクトの担当教員の松本誠一准教授よりご挨拶をいただきました。
「今の時代は「生活をデザインする時代」ではないかと考えます。1980年代から1990年代は製品の「機能」が重視される時代でしたが、今後は「パーソナライズ」が重視される時代になってくると思います。
冷蔵庫というのはキッチンの決まったスペースに置くというのが決まっていますが、これからのZ世代は「部屋の中にこんなデザインがあったらいいな」と自分たちでデザインを考え、パーソナライズ化したこだわりのある冷蔵庫を作り、自分で生活をデザインすることが大切だと思いました。
総合家電メーカーが今回のように冷蔵庫をデザインするという企画を考えだしたのは非常に新しいことだと思います。
学生達にとっても非常に勉強になったかと思いますし、ハイアールジャパンセールスの皆様にとってもZ世代と触れ合い、若者の考えていることを知る機会になったのではないかと思っています。これからもこのような機会をいただければと思っています。」
今回のビジネスコンテストは終了いたしましたが、今後もHaierグループとして産学連携を推進していきたいと考えております。